ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus

井上八段（師匠）と菅井四段（弟子）による大盤解説会
が始まった。優しくも、時折ツッコミを入れる井上八段が
会場を沸かせる。菅井四段と同じく岡山から来場のお客
様もいるし、広島から来場のお客様もいる。神奈川県か
ら来ているお客様がいたのには、ビックリである

（吟）

17時頃、羽生棋聖がバチリと音を立てて７七に角を打った。
△５九銀に▲７七角と羽生棋聖が打ったのだが、後手が▲
７一角と打たれないように△５九銀によって打たせたと言う
意味がある

「▲７七角は▲５九角から▲４二銀の筋を見ています。
ただし後手もこの瞬間手番なので技がかけられるか
どうか。まだまだ予断を許さない状況です。後手はど
こかで△３三金の勝負手があります」（飯塚祐紀七段）。

（吟）

控え室を訪れた里見咲紀さん。米長永世棋聖とのツーショット。
咲紀さんは里見女流名人・倉敷藤花の妹さん

中学２年生の咲紀さん。「女流棋士を目指しているの
ですが、まだ棋力的にどうかなと思います」と控えめに
語った

井上八段に姉妹の仲について質問されると、
「喧嘩はしますが仲はいいです」と里見女流名人・倉敷藤花

妹の大会前などにたまに指しますが、なかなか時間が
あわなく・・・」と里見女流名人・倉敷藤花。
咲紀さんは第４期マイナビチャレンジマッチを３連勝で
通過し、村田智穂女流初段と予選で対局することとな
っている

（吟）

16時過ぎ、外は小雨がパラついていた

玉峰山荘の前では地元特産品の舞茸などが販売されているが、
棋聖戦記念扇子や里見女流名人・倉敷藤花の扇子も販売されて
いる

ライブストリーミング大盤解説会を控え室にて
見る里見女流名人・倉敷藤花

（吟）

15時35分頃、▲８八同銀と取った局面。
「凄い音で▲８八同銀と取りましたね。▲同金は
△８七歩と叩かれて乱されるので、▲同銀と取っ
たのでしょう。そこで△８七歩▲同銀△８八歩に
▲同金で先手の８筋が壁形になります。ただ、そ
の後の決め手がよくわからないのですが・・・」
（井上八段）

（吟）

この奥を右に曲がると対局室となっている

対局室となっている「すいせん」

対局室から見た風景。美しい山々が癒してくれる

（吟）

米長流のジョークを交えながら鋭い解説

大盤解説会場は160席準備されたが、ほぼ満席となった

（吟）