カテゴリ

2010年6月26日 (土)

北浜七段の詰将棋

控え室にて、北浜七段が色紙に筆を走らせている。のぞいてみると、そこには(やはりというべきか)詰将棋が。

054
(カメラを向けると「困ります。ハンコ押してるだけですよ(笑)」)

053
(色紙詰将棋、一枚目。解けますか?)

(文)

穏やかな空気の控え室

9時半ごろの控え室。中村九段、杉本七段がある将棋を検討しており、その様子を澤田四段がじっと見守っていた。まだ戦いが始まる前ということで、部屋はのんびりした雰囲気が漂う。

048
(澤田四段(左)、中村九段(右))

050
(杉本七段)

(文)

戦型は「1手損角換わり」に

20100626_13
開始から10数分。淡々と指し手が進み、図の局面となった。「1手損角換わり」という戦型で、通常の角換わりに比べ後手が手損しているのでそう呼ばれる。羽生棋聖は3筋の歩を突き、銀を繰り出していく「早繰り銀」を選択した。先手と後手の陣形を比べれば一目瞭然、2筋と8筋の飛車先の歩に大きな違いがある。後手の深浦王位はひとまず、先手の攻めに対して守備隊形を築くことが求められる。

(文)

定刻、対局開始

定刻の9時になり、立会人の中村九段が「定刻になりましたので、羽生棋聖の先手で始めてください」と対局開始を告げる。羽生棋聖は報道陣を一瞥したのち初手を着手。1分ほど間があっただろうか。深浦王位は天井を仰いでから一呼吸置き、2手目を着手した。

037
(羽生棋聖)

043
(深浦王位)

044

(文)

開始直前

028
(羽生棋聖)

033
(深浦王位)

032

(文)

対局者、入室

013
(深浦王位)

016

019
(羽生棋聖)

034

021

(文)

朝食

対局者の朝食は、羽生棋聖、深浦王位ともに和食。メニューは次の通り。

小鉢  納豆、葱
焼物  鯵(アジ)の干物、出し巻き玉子
煮物  大根スープ煮、巻き湯葉、青菜
汁物  あさりの味噌汁
漬物  浅漬け
御飯  白御飯
水物  西瓜(スイカ)、オレンジ

深浦王位は以上のメニューに加え生卵を希望していた。

009

008

007

(文)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===