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2012年4月26日 (木)

先手勝勢

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図の局面で深浦九段が考えています。
控え室では先手勝勢と見て、検討が打ち切られてます。

「これは粘りが利かないように見えます」
「投げてもおかしくないですね」
そんな声があがっていますが、深浦九段は諦めずに考えています。

「局面は相当望みがありません。しかし、その状況で闘志を切らさずに考え続けることができることが凄い。一流棋士の証です」(中村修九段)

18時5分、図から△6二飛と進み、消費時間は▲中村3時間17分、△深浦3時間30分。

(八雲)

先手優勢

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図は17時45分頃の局面。
控え室の評判は先手良しでハッキリしてきました。すでに決め手を探している状況です。
3期連続挑戦に黄信号の灯った深浦九段。もう粘る順はないのでしょうか。

(八雲)

難しい局面を乗り切ったか

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先手の指し手が難しいと言われていましたが、ここにきて先手の攻めが筋に入ってきたようです。
控え室では先手持ちの声が急速に増えてきました。

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17時20分頃の控え室。田中寅彦九段、佐々木慎六段が検討に加わっている。

(八雲)

先手の指し手が難しい局面

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図は先手が飛車取りに▲8三角と打ち△6四飛とかわしたところ。
控え室ではここで次の手が見えないと言われています。

形勢判断はまだ下されていないものの、先手の指し手が難しくなっているのは間違いないようです。

(八雲)

将棋会館1F売店

対局は16時半現在、中村五段が考慮中です。

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将棋会館1Fの売店。棋書や盤・駒、扇子などが揃っています。

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中村五段の著書。ゴキゲン中飛車攻略の最新刊だ。

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こちらは深浦九段の著書、「最前線」シリーズ。名著として良く知られている。

(八雲)

決戦へ

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中村五段は57分の長考で▲8五歩と飛車を追いました。
図で△8五同飛は▲9六角の王手飛車取りがあります。

以下△7四飛▲3五歩と進んで16時。
消費時間は▲中村2時間21分、△深浦2時間34分。

▲3五歩に深浦九段が△3六歩(下図)の強手を放って、局面は一気に決戦へなだれ込みそうです。

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(八雲)

屋敷伸之九段来訪

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15時40分頃、控え室には屋敷伸之九段が来訪し、初手から並べて流れを確認しています。

(八雲)

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