立会人の見解
激しい変化に進む可能性もある相横歩取りですが、渡辺竜王がじっくりした順を選びました。以下、図の8三歩まで進みました。ここで立会人の森下九段と副立会人の北浜八段に見解を聞きました。
森下「▲2七歩(29手目)に△2二飛なら先手に不満がないと思います」
北浜「そう思われているのであまり(相横歩取りが)指されないように思います。後で▲2六飛とぶつけるような狙いもありそうです」
森下「後手は3三金をどう使うかですね。引くか4四に使うか。先手も8八銀を7九から6八に使うか、8七へ繰り出すか。▲2八銀から▲3六歩という指し方もあります」
北浜「先手の方が得ではないかといわれていますが、羽生棋聖にやってみたい手があるのでしょうね」
羽生棋聖の構想に注目です。
(10時30分ごろの控室)








渡辺竜王の先手で始まった本局は羽生棋聖が相横歩取りを採用しました。羽生棋聖が後手番で採用するのは1989年以来24年ぶりのことです。まったく意外な戦型で、控室の面々は皆意表を突かれました。渡辺竜王も図の局面で手を止めています。




