もっと読む
(高田七段と伊藤六段が検討を進めていると) (16時45分ごろ、深浦康市九段が控室を訪れた。深浦九段は第81期と第82期に五番勝負を戦った)(銀杏)
図は48手目△4二金右の局面。双方が歩を取り込んで攻め合いになるかと思われたところ、永瀬六段は△4二金右と固めました。予想しにくい手順に、「この手順はちょっと見えない」と高田七段と伊藤六段が言い合っています。△4二金右に対して村山七段は▲6一角と力をためました。やや曲線的な手順で進んでいます。▲6一角と打った局面は大駒以外はすべて同じ配置です。攻め駒をうまく連動させたり、手番を生かしたりする指し方が求められそうです。(銀杏)
(永瀬六段)
(ホテルから徒歩数分にある赤坂見附。外堀にある、警備のための城門。江戸城には36の見附があったという。ホテルのある平河町は紀尾井町、永田町、麹町、赤坂といった地域にほど近いところにある)
(江戸時代の遺構と現代の首都高速のコラボレーション)(銀杏)
(ホテルから徒歩5分ほどの清水谷公園。都内の一等地にも緑はある) (玉川上水幹線の遺構) (大久保利通哀悼碑。清水谷公園のあたりで、明治11年(1878年)5月に大久保利通が暗殺される「紀尾井坂の変」が起きた)
(2016年7月オープン予定の「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、江戸時代には紀州徳川家の屋敷があった。紀尾井町は紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の屋敷があったことに由来する。平河町は大名や旗本の屋敷があった)(銀杏)
(平河天満宮。江戸城を築城した太田道灌が城内に建立した。その後、徳川家康が平川門の外に移し、2代将軍秀忠が現在の場所に移した)
(このあたりに限らず、東京は坂が多い。坂は中坂と呼ばれるが、名の由来は、はっきりしない)
(貝坂。貝塚があったことに由来する)(銀杏)
村山七段は△6五歩に▲4五歩と攻め合いました。かなり挑戦的な一手。△6四角▲2七飛と進むと飛車が守りに利かなくなるため、△6五歩は▲同歩と取るのが基本とされています。このような指し方は類例でもあまり見られません。常識に挑戦する攻め合いです。永瀬六段は△6四角▲2七飛のあとに長考しています。(銀杏)
(挑戦者決定戦で大胆な工夫を見せる村山七段)
(高田七段と伊藤六段が検討)(銀杏)