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2016年6月 2日 (木)

前夜祭(3)

165

(村田智穂女流二段が羽生善治棋聖のグラスにビールを注ぐ)

166

(永瀬拓矢六段と糸谷哲郎八段)

194

(乾杯)

(翔)

前夜祭(2)

119

井上慶太 日本将棋連盟理事(九段)
「日本将棋連盟の井上です。皆さん、早く海の幸にいきたいだろうと思いますので、あいさつは簡単にいたします。第87期棋聖戦の前夜祭に淡路島の皆さんのみならず、遠方からもたくさんの方にこうしてお越しいただきまして、誠にありがとうございます。羽生棋聖が8連覇中ですが、今回はなかなか大変なのかなと思っています。羽生棋聖は先日名人を失冠されまして、非常に厳しい日程で、精神的にも肉体的にも大変だろうと感じております。対戦相手の永瀬六段が非常に強豪で、23歳という若さで通算勝率が7割を超えています。また羽生棋聖との対戦成績が3勝0敗なんですね。羽生さんにとっては難敵のひとりです。永瀬さんはタイトル初挑戦ですが、普段の実力が出れば、この棋聖戦五番勝負は大変な熱戦になるんじゃないかと思っております。明日からの好局に期待したいと思います」

124

(羽生善治棋聖への花束贈呈)

127

(永瀬拓矢六段への花束贈呈)

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羽生善治棋聖あいさつ
「淡路島洲本対局はすっかり定着していますが、毎回変わらず、熱烈に歓迎をしていただいて、大変ありがたく思っています。阪神淡路大震災の翌年からこの地での対局が始まり、最初のときも対局者として来ることができました。もう20年前のことなんですね。よく『十年一昔』と言いますが、もう『二昔』前になるのかとしみじみ感じております。永瀬さんという非常に若い人との対戦で、やはり月日の流れを感じずにはいられません。年齢はほぼ半分で、もうどうしようかというくらいです。このように温かく歓迎していただいておりますので、明日からの対局を自分なりに一生懸命にやって、同時に楽しんで対局できたらいいかなと思っています」

155

永瀬拓矢六段あいさつ
「棋士の永瀬拓矢です。タイトル戦は今回が初めてです。この場に立てることを大変うれしく思っております。淡路島におうかがいするのは今回が初めてなのですが、海産物がとてもおいしいとお聞きしています。堪能するのが楽しみです。番勝負ですが、羽生先生にせっかく教われるということですので、1局でも多く、懸命にしがみついて頑張りたいなと思っております」

(翔)

前夜祭(1)

18時から前夜祭が行われました。

095

(両対局者が入場)

106

久米修資 棋聖戦淡路対局実行委員長
「皆さまには日ごろから何かとお世話になっておりますが、このようにたくさんの方にご参加いただきまして、前夜祭をにぎやかに開催することができました。心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。毎年この季節になりますと、棋聖戦五番勝負が開催されるわけでございます。五番勝負の中でいちばん重要な一局である第1局を、このホテルニューアワジで毎回、開催をさせていただいております。これは日本将棋連盟、産経新聞社の、格別のご配慮の賜物と感謝しております。淡路島の将棋ファンの皆さま、これからもこの棋聖戦を応援していただきますようにお願い申し上げます。今夜は時間の許す限り、将棋話に華を咲かせて、ごゆっくりとご歓談のほどをお願い申し上げます。本日はようこそおいでくださいまして、ありがとうございました」

108

竹内通弘 洲本市長
「本日は第87期棋聖戦の前夜祭にお招きいただきまして、ありがとうございます。阪神淡路大震災からの復興と地域振興を目指して、20回もこの地で開催していただきまして本当にありがとうございます。今回は羽生善治棋聖が9連覇を目指すということです。若手の永瀬拓矢六段、23歳とお若い。ところがですね、永瀬六段は羽生棋聖との対戦成績がいいんですね。本当に歴史に残る対局になるんじゃないでしょうか。本日は前夜祭ですので、英気を養っていただきたいと思います」

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井口文彦 産経新聞大阪本社編集局長

「今年もいよいよやってまいりました、棋聖戦であります。第1局の前夜祭、これだけ多くの方々に足を運んでいただきまして、主催者としては本当に感謝、感謝の気持ちであります。明日からの熾烈な戦いを前にですね、羽生さん、永瀬さん、皆々さま、今日はリラックスしていただければと思います。4月、囲碁の井山さん(裕太七冠)が産経新聞社主催の十段戦を戦いまして、囲碁界で前人未到の七冠を達成されました。その取材を通じて井山さんに『尊敬する人は誰ですか』という質問をしたとき、ここにいらっしゃる羽生さんの名前を挙げられたそうです。羽生さんは平成8年に七冠を達成され、20年たったいまも三冠を保持していらっしゃる。七冠という偉業も然ることながら、長きにわたって第一線で勝ち続けているこのすごさ。自分もかくありたいと、そういう職業的勝負師としての井山さんのリスペクトが、羽生さんという答えになったそうです。今回の棋聖戦は羽生さんの9連覇なるかがひとつの焦点です。これを達成されれば、歴代保持の最多記録の更新となります。そこに立ちはだかるのが期待の若手、永瀬六段でございます。『軍曹』とも称されるそうで、勝負に対する姿勢がストイックで厳しい方です。永瀬さんは昨年コンピューターソフトに勝たれて、ずいぶん話題を振りまいたわけでございますけど、実は激烈な羽生キラーでもあります。主催者としては大変恵まれた対戦となりまして、手に汗握る名勝負を期待したいと思います。これから海の幸が次から次へと出てまいりますので、今日は本当に楽しいひと時をお過ごしください」

114

(笑みを浮かべる羽生善治棋聖)

(翔)

現地大盤解説会情報

第87期棋聖戦五番勝負第1局を開催するホテルニューアワジでは、下記の通り大盤解説会が行われます。

日時 2016年6月3日 14時~
場所 ホテルニューアワジ (NAVITIMEによるルート案内
解説者 糸谷哲郎八段
聞き手 村田智穂女流二段
参加費 1500円(コーヒー券付)
問合・申込 「ホテルニューアワジ」 TEL:0799-23-2200

(翔)

検分

16時より少し前に検分が行われました。

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(対局室に姿を見せた永瀬拓矢六段)

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(羽生善治棋聖も入室)

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(羽生善治棋聖)

037

(永瀬拓矢六段)

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(駒はホテル所蔵のもの。熊澤良尊さん作、古水無瀬書)

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(窓の外を見る羽生棋聖)

058

(検分は10分ほどで終わった)

(翔)

対局者、現地入り

対局者は羽田空港から徳島阿波おどり空港に向かい、さらにバスで現地入りしました。

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(ホテルロビーにて、待っていたこどもにサインを書く羽生善治棋聖)

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(関係者と語らう永瀬拓矢六段)

(翔)

第87期棋聖戦五番勝負

皆さんこんにちは。
第87期棋聖戦五番勝負が開幕します。今期は9連覇を目指す羽生善治棋聖にタイトル戦初登場の永瀬拓矢六段が挑戦します。

開幕局は2016年6月3日(金)、兵庫県洲本市(淡路島)「ホテルニューアワジ」で行われます。持ち時間は各4時間で、先後は振り駒で決まります。

立会人は淡路仁茂九段、副立会人は糸谷哲郎八段、大盤解説会聞き手は村田智穂女流二段、記録係は桝田悠介三段(井上慶太九段門下)がそれぞれ務めます。観戦記担当は伊藤能六段です。

6月3日(金)9時から、ニコニコ生放送で中継があります。解説は鈴木大介八段、聞き手は安食総子女流初段です。

対局者は15時過ぎに現地入りし、既に検分は終了しました。

本局の模様は棋譜・コメントを虹記者、ブログを翔が担当してお届けいたします。よろしくお願いいたします。

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(関西の関係者は、関西将棋会館前からマイクロバスでホテルニューアワジに向かった。立会人の淡路仁茂九段)

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(副立会人の糸谷哲郎八段)

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(所要時間は約2時間。途中、淡路サービスエリアで休憩した)

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(ポーズを取る淡路仁茂九段)

(翔)

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