挑戦者は斎藤七段
136手で斎藤七段の勝ちとなりました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲糸谷3時間8分、△斎藤3時間59分。
(飛龍)
136手で斎藤七段の勝ちとなりました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲糸谷3時間8分、△斎藤3時間59分。
(飛龍)
その後、手が進んで、斎藤七段がいきなり△9八銀と打ち込みました。この銀打ちが先手玉の逃げ道をふさぐ一手で、▲同香なら△8五歩▲9六玉△8六金以下の詰みがあります。詰将棋を得意とする、斎藤七段らしい鋭い一着です。
(夏芽)
▲3一飛以下、△3七歩成▲6八玉△4七と▲7七玉△5五角▲6六歩△5四金▲5六歩△1九角成▲3三飛成△6四馬と進みました。互いに崩れず、力のこもった攻防が続いていますが、検討陣は「まだ斎藤七段がリードしている」との見解です。
(夏芽)
▲7四角以下△6一玉▲2五飛△6三銀打と進みました。この時点で斎藤七段は残り2分、対する糸谷八段はまだ1時間41分を残しています。
(夏芽)
△4五桂以下、▲7七歩△4八角成▲同玉△3七金▲5八玉△2八金▲7六歩△3八金▲7四角と進みました。糸谷八段がぎりぎりのしのぎを見せて、後手玉の嫌味をついていますが、控室では△6三銀打でも△6一玉でも「後手が余している」と言われています。
(対局室では糸谷八段が席を外し、斎藤七段が腰を落として読みを入れている)
(夏芽)