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(控室では、塚田泰明九段が検討)(銀杏)
図は64手目△3三歩まで。郷田九段は攻めを引っ張り込むように堂々と受けました。△3四歩と取られては銀損になる渡辺二冠は、この一瞬を生かして▲2四歩△同歩▲6三桂△4一玉▲2二角と迫ります。「駒は取られる寸前が最も働いている」といわれますが、▲2二角まで3四の桂にひと働きしてもらう手順です。(銀杏)
(考える郷田九段)
(将棋会館にほど近い鳩森八幡神社)
(鳩森神社横の緩やかな坂は八幡坂と呼ばれている。鳩森神社が由来)
(鳩の顔をしたおみくじ)
(対局者が昼食の出前注文したほそ島やは将棋会館の徒歩圏内)
(銀杏)
(対局が行われている東京・千駄ヶ谷にある将棋会館)
(問題。この「将棋会館」の字は誰が書いたものでしょうか)
(答えは裏手に回ると書いてあります。茂みに覆われてわかりにくいですが、木村義雄十四世名人の書です)(銀杏)
控室に最新号である将棋世界2019年6月号が届きました。将棋会館1階の販売部で販売されています。10連休といわれる今年のゴールデンウイーク。将棋世界を片手に過ごしてみませんか。(銀杏)
(2019年6月号の将棋世界。付録は新手年鑑2019年版)
図は55手目▲6五桂まで。郷田九段の歩交換に渡辺二冠は積極的に反発しています。角換わり腰掛け銀の中盤戦で両方の桂が中央に跳んでいくのは珍しいです。左の銀桂を守り駒ではなく、攻め駒として使っています。数年前までの角換わり腰掛け銀では考えにくかった発想です。バランス重視の駒組みが、このような指し方を可能にしています。(銀杏)
(攻めかかる渡辺二冠)
(12時40分、対局再開。渡辺二冠は▲6四歩を打つ)
(郷田九段は△5二銀とかわす)