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2019年6月 4日 (火)

豊島棋聖が先勝

投了図

第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局は、168手で豊島棋聖が勝ちました。終局時刻は19時51分。消費時間は▲渡辺二冠3時間59分、△豊島棋聖3時間59分。五番勝負は豊島棋聖が先勝。第2局は6月19日(水)、愛知県名古屋市「亀岳林万松寺」で行われます。

(夏芽)

豊島棋聖、勝勢に

20190604162豊島棋聖の△7五桂を見た渡辺二冠は、がっくりと肩を落としました。どうやら、渡辺玉に詰みが生じているようです。
控室では、「大逆転だね」との声が聞こえます。

(武蔵)

両者一分将棋に

20190604145この局面で両者が一分将棋となりました。第1局から手に汗握る大熱戦。ギリギリの戦いは終りが見えません。
Img_8026(最後に笑うのはどちらか)

(武蔵)

詰むや詰まざるや

20190604132自玉の受けが難しくなった豊島棋聖は馬を取り、△7五桂以下の詰めろをかけました。後手玉は果たして詰むのでしょうか。
Img_8027

(武蔵)

渡辺二冠、一分将棋に

20190604122豊島棋聖が△6四銀と出た局面です。馬が逃げると△7五桂から先手玉を脅かせます。豊島棋聖は簡単に土俵を割りません。
この局面で、渡辺二冠は一分将棋に突入しました。豊島棋聖はあと2分を残しています。
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(武蔵)

先手よし

20190604117控室では、ここで後手のいい指し手が見当たらない、といわれています。どうやら形勢が先手に傾いたようです。

(武蔵)

通った

20190604103豊島棋聖が攻め合いを志し、△5七歩と垂らしました。そこで控室では▲2九飛を調べていましたが、渡辺二冠は▲5九歩と手堅く受けました。こうなると、△5七歩の顔が立ったといっても過言ではないでしょう。飛車の横利きを止めたことで、どのような違いが生まれるのでしょうか。
Img_8130(18時30分頃の大盤解説会。大勢のお客様が決着を見守っている)

(武蔵)

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