もっと読む
両者一分将棋のまま非常に難解な終盤が続いていましたが、控室の検討陣はついに後手勝勢の結論を出しました。渡辺二冠の棋聖奪取が近づいているようです。(八雲)
時刻は18時50分を回りました。非常に難解な終盤が続いています。控室の検討陣は、どちらが勝ちかわからないと言っています。この局面で両者一分将棋に入っています。いよいよ大詰めです。
高島屋の喫茶コーナー。(八雲)
図の局面で時刻は18時を回りました。豊島棋聖の残り時間は7分に。渡辺二冠は32分残しています。控室の検討陣は先手持ちの見解を示していましたが、現局面では形勢不明と見られています。そして、残り時間の差から、実戦的には後手が勝ちやすいと言われています。
高島屋の庭。(八雲)
図は17時5分頃の局面。「後手の7九銀が重い駒になっていますね。ちょっと後手が苦しくなった感じです」(田中寅九段)「うん。これは重いね。重いよ」(石田和九段)
高島屋ロビーに併設されている駐蹕(ちゅうひつ)の間。明治天皇が立ち寄って休まれた場所だという。(八雲)
図は16時15分頃の局面。渡辺二冠は55分の大長考で△8八銀と打ちました。「ここは△8八とか△8八銀かの二択でした。検討しましたが、どちらがいいのかはちょっと結論が出なかった」と石田和九段。図から▲6八玉△7八とと進んで下図。
△6八とに、先手は▲同玉、▲同金のどちらも考えられます。今度は先手が二択を迫られています。
高島屋のロビー。有形登録文化財を構成する一部だ。(八雲)
高島屋から徒歩7分ほどのところに観光施設「いわむろや」があります。
ワラで作れた巨大なイノシシがお出迎え。
地元の農産物を販売している。
こちらは地元の名酒「宝山」。
周辺は風光明媚な景色が広がっている。
(八雲)
図は15時20分頃の局面。豊島棋聖は控室の予想を上回る激しさで▲7三歩成と踏み込みました。「これはノーガード戦法のようだけど、検討してみると後手の指し手がわからない。油断するとすぐ悪くなっちゃうんだ。いやあ、この踏み込みで先手がやれるとしたら凄いね」(田中寅九段)
15時過ぎ、大盤解説会場にはメイン解説者の佐々木勇七段が登場。
相方は森下卓九段が務めている。(八雲)