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2021年4月30日 (金)

先手優勢

20210430100図は19時20分過ぎの局面。100手を迎えたところで、ついに渡辺名人が優勢に立ちました。両者の残り時間は4分。勝負は大詰めを迎えています。

(八雲)

形勢不明に

2021043082

時刻は19時を回りました。ずっと後手優勢で推移してきた本局ですが、図の△5五馬は「後手が粘りにいったような手です。この手では大変。終わりが見えない将棋になりました」と勝又七段。渡辺名人の粘りが実って、形勢が振り出しに戻ったようです。

(八雲)

名人の粘り

2021043067時刻は18時20分を回りました。形勢に差がついて、早い終局も予想されていましたが、渡辺名人が辛抱の指し回しを続けて粘っています。まだ逆転模様には至らないと見られていますが、少しずつ、少しずつ、差が詰まっている雰囲気です。

(八雲)

後手優勢

2021043057図は17時10分頃の局面。控室では、後手がリードを広げたと見られています。
「ここで、じっと△3五歩と取っておくのが好手に見えます。事前に角を追った効果で▲7五銀には△6七飛成があります。また、▲6五銀は先手に歩がないので、△2四飛とぶつけて後手が勝てそうです。これは差がついた気がしますね」(勝又七段)

(八雲)

後手リード

2021043053図は16時40分頃の局面。
角取りに打たれた△7八金に対して、先手は角を見捨てて▲3五歩と攻めました。しかし、さすがに角をボロっと取られては、後手がリードしたのではないかと見られています。

Img_5493 永瀬王座が形勢をリードしたと見られている。

Img_5605 渡辺名人は勝負形に持ち込みたいところ。

(八雲)

将棋会館売店

千駄ヶ谷・将棋会館1階の売店を紹介します。

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Img_5539 売店内で目立つのは、やはり藤井聡太棋聖の関連グッズだ。

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(八雲)

後手が攻勢に出る

2021043036図は14時半過ぎの局面。
後手は飛車角両取りがかかっている状態のまま、△8五桂と跳ねてさらに攻勢に出ました。いきなり決着がついてしまいそうな激しい局面ですが、もちろん両者の想定内で、そう簡単には終わらないようです。しかし、先手にとっては、一歩間違えれば終わり、という怖い局面が続くことは確か。勝負どころといえるでしょう。

Img_5504 永瀬王座が積極果敢に攻めている。

Img_5514 渡辺名人は辛抱のしどころだ。

(八雲)

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