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第93期棋聖戦五番勝負第3局

2022年7月 4日 (月)

中盤の攻防が続く

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図は16時20分頃の局面です。藤井棋聖が攻める展開が続いています。金取りに▲5五桂と打たれた手に△5四金とかわしてあえて▲6三角を打たせたのが、永瀬王座の受けの工夫です。藤井棋聖としては、ここで▲6八飛と転回してどうかというところ。後手陣の3筋が壁形になっているうちに逆側からうまく攻め込めれば、優位を見込めます。

Dsc_31761 (永瀬王座。しばらくは我慢して、反撃の機会を待ちたい)

(睡蓮)

午後のおやつ

15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。注文は、藤井棋聖が「アップルジュース、オレンジジュース」、永瀬王座が「アイスコーヒー、オレンジジュース」です。

Dsc_33031 (藤井棋聖のおやつ)

Dsc_33102 (永瀬王座のおやつ)

Dsc_33121 (大盤解説会では、佐藤康九段と島九段が登壇していた)

Dsc_33171

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(睡蓮)

周辺散策(2)

Dsc_2508 (海沿いを離れて少し歩くと、三井アウトレットパーク木更津がある。店舗数日本一の大規模アウトレットモールだ)

Dsc_2500 (その隣には、木更津かんらんしゃパーク キサラピア)

Dsc_2469 (海のほうに戻る。こちらは牛込海岸。潮干狩りをしている人々が見える)

Dsc_2471 (牛込海岸では、電柱が海中に立っている。昔、潮干狩り場の監視小屋に送電するために使われていたそうだ)

Dsc_2475 (お地蔵さんが海の安全を見守っていた)

Dsc_2478

(睡蓮)

周辺散策(1)

対局場の龍宮城スパホテル三日月の周辺を歩きました。

Dsc_2568 (海岸沿いに少し進んだ位置から、ホテルの敷地を望む)

Dsc_2555 (野花がきれいに咲いている)

Dsc_2551 (ホテルのすぐ近くにあるみたて海岸では、潮干狩りやバーベキューができる)

Dsc_2553 (入場口には恐竜がいた)

Dsc_2572 (さらに先に進む。堤防には、近隣の小学校児童によって絵が描かれている)

Dsc_2537 (東京アクアブリッジが近づいてきた。長さは4384メートルで、日本最長の橋だ)

Dsc_2521 (橋の下を通過)

Dsc_2526 (橋の先は、海ほたるパーキングエリア。そこで神奈川県川崎市まで続く東京湾アクアトンネルと連結する)

Dsc_2529 (干潟にはサギの姿が見られた)

(睡蓮)

午後の控室

Dsc_32781 (鈴木大九段と三枚堂七段が継ぎ盤を挟む)

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Dsc_32911

Dsc_32981 (しばらくして、佐藤康九段と島九段も加わった)

Dsc_33011

(睡蓮)

現地大盤解説会が始まる

Dsc_32601 (まずは木村九段と小高女流初段が登壇した。ともに千葉県出身だ)

Dsc_32741 (形勢は藤井棋聖ややよし、と木村九段)

Dsc_32531 (小高女流初段。進行確認用のタブレットを手にしている)

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昼食休憩明けから△3三桂▲6三歩成△同銀▲8一歩成と進んで、図の局面になっています。藤井棋聖が攻勢を取る展開です。▲8一歩成に仮に△同飛なら、▲6三角成△同金▲7二銀があります。

Dsc_32391 (藤井棋聖)

(睡蓮)

対局再開

Dsc_31631 (12時52分、永瀬王座が戻る)

Dsc_31731 (永瀬王座の後方に座っているのは、作家の柚月裕子さん。産経新聞で本局の観戦記を執筆する)

Dsc_31861 (藤井棋聖は12時56分に戻った)

Dsc_32141 (記録係が再開を告げると、永瀬王座はすぐに盤上に手を伸ばす)

Dsc_32191 (指し手は、桂を逃げる△3三桂)

Dsc_32211 (着手後、永瀬王座は読みを確認しているような様子で顔を上に向けていた)

(睡蓮)

昼食休憩時の対局室

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Dsc_31291 (記録席から)

Dsc_31271_2 (手番の永瀬王座の側から見た盤面)

Dsc_31331 (藤井棋聖は、羽織を席に残していた)

(睡蓮)

昼食休憩

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図の73手目▲2二歩の局面で永瀬王座が1時間24分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井29分、△永瀬1時間49分。対局は13時再開です。
昼食は藤井棋聖が鴨せいろそば。永瀬王座はローストビーフ丼、千葉県産アクアメロンのプレミアムショート、アイスコーヒー、ホットココア。
(銀杏)

Dsc_31571 (藤井棋聖が注文したのは鴨せいろそば)

Dsc_31431 (永瀬王座の昼食)

Dsc_31491 (ローストビーフ丼)

永瀬王座が長考

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図は11時30分頃の局面です。▲2二歩に、永瀬王座が50分以上、考えています。(1)△2二同金だと2筋が壁になり、▲6三歩成△同銀▲8一歩成△同飛▲6三角成△同金▲7二銀といった筋が気になってくるので、後手としてはこの歩は取りづらいのかもしれません。(2)△8五桂と攻め合いにいくのは有力なようです。以下は▲8五同角△同金▲2一歩成が予想される進行で、そうなると流れがさらに加速しそうです。

Dsc_29891 (永瀬王座。朝に着座したあとは、まず眼鏡を拭いていた)

Dsc_31161 (控室では、佐藤康九段、鈴木大九段、小高女流初段が検討中)

Dsc_31191

Dsc_31181 (継ぎ盤上は、ほぼ終盤戦といってよい局面)

(睡蓮)

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