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15時40分頃、控え室には屋敷伸之九段が来訪し、初手から並べて流れを確認しています。
(八雲)
上野裕和五段。
賑やかになってきた。
棋譜コメントより。「軽く△4五桂。先手からの▲3五歩の桂頭攻めを回避している。▲同桂△同銀となれば6六の飛車が狭いし、△5五角と打つ手も出てきそうだ。指されてみれば、なるほど納得の桂跳ね。深浦、後手番ながら積極的な姿勢を見せている」
14時半過ぎ、深浦九段は△6四歩と飛車を追いました。この手は突けるものなら突きたいが、▲8五歩と打つと激しくなりそうと言われています。
図から▲6六飛と引いて、消費時間は▲中村1時間24分、△深浦2時間20分(持ち時間各4時間)。
控え室には青野照市九段と中村真梨花女流二段が来訪。今日は中村姓が集まる日になりそう。
中村真梨花女流二段は携帯中継で進行をチェック。もはやプロ棋士には常識になりつつある。
昼下がり、将棋会館の外は相変わらずの雨模様です。お隣の鳩森八幡神社の草花は、春から初夏へと模様替えの途中といった雰囲気です。
ソメイヨシノはすっかり新緑になりました。
地面が赤く染まっているのは、桜の花のガクが散っているからです。
遅咲きの八重桜もまもなく全て散りそうです。
14時少し前、中村五段は51分の長考で▲3三角成の角交換から▲8八銀としました。▲8八銀までの消費時間は▲中村1時間12分、△深浦1時間43分。今日はここまで早指しで進めてきた中村五段ですが、本来は序盤から惜しげもなく時間を使うタイプ。いよいよ本領発揮といったところでしょうか。
今日初めて長考を見せた中村五段(写真は昼食休憩再開時に撮影)。
本局に使用されている駒は静山作・虞世南(ぐせいなん) 書。
対局再開5分前の様子。
深浦九段は再開後すぐに△3四銀とした。
再開から△3四銀▲6五飛△6二銀と進んで中村五段が考えています。
図の局面で深浦九段が36分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲中村16分、△深浦1時間40分。どちらも食事の注文はありません。対局は13時に再開されます。
休憩中の対局室。
休憩中の盤面(手前が先手)。
今日の千駄ヶ谷は雨模様。空は比較的明るく、降ったり止んだりしている。
将棋会館入口のツツジは間もなく満開。(八雲)