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第80期棋聖戦五番勝負第5局は、106手まで羽生棋聖の勝ちとなりました。終局は18時43分。消費時間は木村3時間56分、羽生3時間45分。
これでシリーズ3勝2敗となり、羽生は2期連続通算8期目の棋聖位を獲得しました。
(烏)
△7七竜と金を取った局面。解説の三浦八段によると、この手が詰めろ。「△7八竜▲6八合△5七銀▲同金△4八金▲同玉△6八竜▲4七玉△5七竜以下詰んでいます」。
(吟)
△6五桂を41分の長考の末に決断した羽生棋聖。優勢な局面で慎重に時間を使っていると控え室。検討では△6五桂のほかに、△8九飛もあげられていた。
検討を行う、立会人の屋敷九段とネット解説担当の三浦八段。 羽生棋聖が△7四角と打った局面。ここから▲7二馬△5六角と飛車を取り合って、▲5六同歩に△6五桂で後手勝勢との控え室の評判。先手は壁形がひどく、2筋に後手だけ歩が利くのが大きい。
羽生棋聖のおやつ和菓子(水ようかんとわらび餅)と抹茶
木村八段のおやつ和菓子(水ようかんとわらび餅)とホットコーヒー
控え室にもすいかとエクレアが届きました。ありがとうございます。
控え室では、立会人の屋敷九段と副立会人の勝又六段が検討中。
67手目▲9一桂成に対して、控え室では△4四角▲6八銀△6五銀▲9六飛を検討している。飛車の逃げ場所は9六が良いようだが・・・・。後手持ちとの評判が多い。
ロビーに飾られている正岡子規像
夏目漱石像も飾られてある。
神輿(まどんな神輿)までロビーに。
眼鏡を丁寧に拭いた羽生棋聖。
眼鏡をかけ直す羽生棋聖、直後に・・・・。
羽生棋聖が△6四銀を着手した。
対局再開を待つ木村八段。
木村八段はときおり首をひねりながら、読み耽っていた。
関係者一同は幕の内弁当とフルーツをいただきました。