永世棋聖が懸かるシリーズ
藤井棋聖が初めてタイトルを獲得したのは2020年の第91期棋聖戦。前述したように現在まで4連覇中で、今期防衛すれば自身初の永世称号、永世棋聖の資格を獲得します。
これまで永世棋聖を獲得したのは、大山康晴、中原誠、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光の5人(段位、敬称略)。最年少は中原永世棋聖の23歳11ヵ月。これは棋聖戦以外を含めても最年少の永世称号獲得記録。7月生まれの藤井棋聖は現在21歳です。最年少記録の更新が懸かっています。
以下はタイトルごとの藤井棋聖の獲得期数、永世称号獲得条件、最年少永世記録。藤井棋聖は、棋王戦以外の7棋戦で記録更新が可能です。
永世竜王 現在3期 連続5期もしくは通算7期(獲得時最年少=渡辺明24歳7ヵ月)
永世名人 現在2期 通算5期(中原誠28歳)
永世王位 現在4期 連続5期もしくは通算10期(羽生善治26歳)
永世叡王 現在3期 通算5期保持(獲得者なし)
名誉王座 現在1期 連続5期もしくは通算10期(羽生善治25歳11ヵ月)
永世棋王 現在2期 連続5期(羽生善治24歳5ヵ月)
永世王将 現在3期 通算10期(羽生善治35歳)
永世棋聖 現在4期 通算5期(中原誠23歳11ヵ月)