大盤会場へ
「本局は序盤からあまり経験したことのない展開になって、どういう構想で指していくのか、かなり難しい将棋だったと思います。途中で玉頭から戦いにいったんですけど、こちらの玉も薄くなって、そのあたりも判断の難しいところかなと思いながら指していました。第2局も1週間ちょっとあとにあるので、しっかり準備をしていきたいと思います」
「今日は先手番をもらったので得意の相掛かりにいって、あまり前例のないような戦いにしていきたいなと思っていました。序盤のほうで自分から少し工夫して、ちょっと動いたつもりです。その後、王様を囲い合ったあとに、指してみたい構想を思いついて、面白いなと思ったので指してみたんですけど、藤井棋聖に△4三銀と引かれて、柔らかくとがめられて……。そこでもう少し強気に指せば、もっと面白い展開になったのかなと思ったんですけど、本譜は少し受け身になってしまいました。その後の斬り合いでは1手どうやっても厳しいので、勝負勝負といったんですけど、ハッキリ足りない戦いになってしまいました。次局は後手番になりますけども、今度はより伸び伸びと指して、藤井棋聖により悩んでもらえるような将棋を指したいと思います」