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2023年7月17日 (月)

前夜祭(1)

18時から前夜祭が開催されました。

【両対局者入場】

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【歓迎の挨拶】

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Img_0857 中原八一・新潟市長(代理 野島晶子・新潟副市長)
「藤井聡太棋聖、佐々木大地七段、ようこそ新潟市にお越しいただきました。心より歓迎します。西蒲区は将棋とゆかりの深いところでございます。高島屋は棋聖戦五番勝負の会場として、これまでも名勝負が繰り広げられてきました。江戸時代後期の書家、巻菱湖の生誕の地であり、明日の対局で使用される駒は菱湖の書体で作成したものを使用されるとうかがっております。お二人の熱い戦いを期待しています。西蒲区には米、酒、温泉などの多くの魅力があり、特に岩室温泉は昨年度新潟県満足度調査で1位となるなど、観光地として高い評価をいただいております。今宵は、色や大きさ、形などに特徴のある『にしかん なないろ野菜』と、日本海の幸を使った美味しい料理をご堪能いただくとともに、歴史ある温泉でゆっくりと疲れを癒していただき、明日の対局に向けて英気を養っていただけたらと思います」

Img_0871 鈴木力・燕市長。
「この席に10年以上来ていますが、いつも言い訳から始めさせてもらっています。なんで新潟市で行われる棋聖戦に隣の燕市長がいるのかと、お思いになっている方も多いのではないでしょうか。燕市は分水町と合併したのですが、分水町は元日本将棋連盟会長でした原田泰夫九段の出身地ということで、非常に将棋熱の高い地です。何よりも私が観るほうのファンでして、そんな将棋好きの私に燕市出身の女将からお誘いをいただき、今年もやってまいりました。 燕市はものづくりの町でございまして、いつも記念になるようなお土産を差し上げているのですが、佐々木さんが料理をお好きだということで、今日は包丁を持ってきてまいりました。藤井さんは料理をするのかどうかわからないですけど、お母さんにお渡ししていただいて、美味しい料理を作ってもらえたらなと思います。原田九段はこの高島屋を名局の宿と名付けられました。第4局が名局になることを御祈念申し上げます」

Img_0884 両対局者に燕市のふるさと納税返礼品にもなっている包丁が贈呈された。

【主催者挨拶】

Img_0889 本田誠・産経新聞東京本社文化部長。
「第4局はどちらかが3連勝されると指されないことになります。昨年は第2局の開催だったので必ず行われましたが、今年は実現されないという可能性もありました。女将さんの高島基子さまが地元の神社に『第4局がありますように』と願掛けに行かれたと聞いております。長きにわたって五番勝負を支えていただいた女将さんの願いが通じたのだと思います。明日の対局は藤井棋聖が4連覇を果たすか、佐々木七段が決着を最終局に持ち越すか大事な勝負になります。お二人らしい好手、妙手の応酬となり、ファンの期待に応える名局となることを期待しています」

Img_0896 森下卓・日本将棋連盟常務理事。
「もう33年前になりますが、今日立会で来られている屋敷九段と若い頃棋聖戦五番勝負で戦ったことがありまして、確か屋敷九段が18歳、私が24歳のときでした。名棋士中の名棋士であります原田泰夫先生がですね、私のような若造に『巨匠』と呼んでくださいまして、私が高島屋さんに伺う前に『巨匠、高島屋さんには妙齢の美女がいるんだよ』とおっしゃられまして、それが悪かったのか負けてしまったのですが(会場笑)、懐かしい思い出です。将棋界を代表する名局の宿で、素晴らしい激闘を披露していただけたらと思います」



【花束贈呈】

Img_0913 高島屋の女将・高島基子さんと、女将の娘さんから花束が贈呈された。

(八雲、書き起こし=生姜)

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