開幕式(3)
続いて関係棋士による明日の展望が2回に分けて語られました。
「二人とも研究が行き届いてますし、最先端のレベルの高い攻防が期待できるんじゃないかなと思います」
「この二人の公式戦の初対局の時に、私が観戦記を担当したんです。2年前になりますが、あの時は永瀬さんが3つ、4つタイトルを取りにいくような勢いだったので、藤井さんが勝って驚いたのですが。実は当の本人の永瀬さんがいちばん驚いてなかったみたいで。私の願いとしては、できれば持将棋とか千日手じゃなく、普通に終わってくれることを祈っております」
「第4局ということで、藤井さんはここで決めたいというところだと思いますが、そこを逆に永瀬さんが勝てば第5局はいっそう盛り上がります。大盤解説会が非常に盛り上がるような大熱戦を期待しています」
「記録係としては、第1局のようなこと(千日手2回)がもしかしたらあるのではないかと、気にしたりしなかったりではあるのですが。何局指すことになっても、むしろ藤井永瀬戦が目の前で見られると前向きに捉えまして、自分のために何か吸収できればなと思います」
(書き起こし:八雲)
(飛龍)