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2022年6月 2日 (木)

開幕式(1)

Img_4499(17時30分より開幕式が開催された)

【主催者あいさつ】

Img_4503(扇谷英典・産経新聞社大阪代表)
「藤井棋聖は一昨年、初タイトルを史上最年少で獲得され、本当に社会的に大きな反響を呼びました。あれから2年、5つのタイトルを手にされて、この舞台に帰って来られました。先日、叡王戦の初防衛に成功され、いまタイトル戦は13連勝中。今期は3連覇に挑まれて、連勝をどこまで伸ばせるのかにも興味のあるところかと思います。永瀬王座は棋聖戦が2回目の挑戦でして、『将棋は才能よりも努力』という持論をお持ちです。将棋に対する努力と研究熱心さは業界屈指と聞いております。普段は仲がよく、将棋の研究をされるとのことで、お互いに手の内を知ったうえでの戦いがあるのではないかなと。全国のファンの皆さまも非常に楽しみだと思います。素晴らしい対戦を、どうかよろしくお願いいたします」

Img_4510(井上慶太・日本将棋連盟常務理事)
「このおふたりの番勝負は初めてということで、非常に注目を集めていることと思います。藤井棋聖におかれましては、春から叡王戦、この棋聖戦、そして王位戦と防衛戦が続きます。永瀬王座は常に好調、好成績でして、この棋聖戦では3期連続で挑戦者決定戦に進み、今回ついに挑戦者になられました。直近は永瀬王座が2連勝中ということで、今期の棋聖戦は非常に盛り上がる対戦になるのではないかと思います」

【来賓あいさつ】

Img_4520(斎藤元彦・兵庫県知事)
「この棋聖戦は阪神・淡路大震災後に、この淡路の地で開かれることになりまして、震災からの復興のひとつの大きなシンボルということで続けられました。将棋界を盛り上げる若いおふたりが10代、20代ということで、私も44歳で知事の中では若いほうなのですが、将棋界の方々はもっと若いと感じます。単に座を守る、目指すということではなく、おふたりは将棋という道を、あくなき探求心で追究して、いまの結果が出ている、ということだと思います。知事の世界もあるべき行政、政治の道、そして何より県民の皆さまにとっての素晴らしい社会を作り、その先を進んでいくことが大事だと思っております」

(書き起こし:夏芽、撮影:虹)

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