開会式(3)
両対局者が決意を述べて退室したあと、第2局の見どころが語られました。本田女流三段が司会で、鈴木九段、木村九段、近藤正七段、中沢三段がステージに登壇しました。
鈴木九段
「永瀬さんの千日手は最近減っていた。藤井棋聖と戦うときに自分のストロングポイントが長期戦ということで、意識的に千日手を視野に入れて指したのかなと」
木村九段
「高島屋さんに来るのは十数年前に羽生棋聖に挑戦して(2009年、第80期五番勝負第1局)以来。第1局の千日手は、永瀬さんとしては藤井さんが後手番のときに何をやるか出方をうかがったということもあって、満足のいく結果だったと思う」
(近藤正七段)
師匠の原田から「アマチュアの方には良寛流、棋士には剣士流」という教えをもらったが、年を取ると棋士に良寛流をやってしまう。解説会では師匠の話や奨励会幹事を務めたときの話をできれば。
(閉会のあいさつは古田眞之・高志の宿 高島屋 代表取締役会長)
「明日の解説会の予約があっという間に埋まって、ファンの注目を感じる。明日の対局が滞りなく進むようお手伝いをさせていただきます」
本日の中継ブログの更新は以上で終了いたします。明日の第2局をお楽しみに。
(吟)