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2021年6月

2021年6月 5日 (土)

開幕式

18時から開幕式が行われました。

Dsc_4914_2(両対局者が入場し、会場が拍手に包まれる)

Dsc_4937(主催者あいさつの飯塚浩彦・産経新聞社代表取締役社長)

「思い起こせば、昨年は最年少奪取なるかで非常に注目を集めた対局でした。昨年とは立場を入れ替える格好で、リターンマッチです」

Dsc_4966(主催者あいさつの佐藤康光・日本将棋連盟会長)

「戦前から注目を集めている今期の五番勝負です。八大タイトル戦の中、近年はリターンマッチがあまり出ていない状況で、それだけいま将棋界の競争が厳しい時代なのかなと思っています」

Dsc_4969(佐藤康光会長と両対局者)

Dsc_4999(歓迎の言葉を述べる渡辺芳邦・木更津市長)

「盛大に開催されることに喜びと歓迎を申し上げたい。木更津市でのタイトル戦開催は第42期の棋聖戦以来です。東京湾で唯一、自然の干潟が残っているのが木更津です。心に残る対局になることを祈念しています」

Dsc_5007(棋聖戦第1局のイベントに出演する棋士たち)

Dsc_5044(決意表明を語る藤井聡太棋聖)

「この度は私にとって初の防衛戦になりますが、大変充実されている渡辺名人を挑戦者に迎えています。非常に注目していただけるシリーズになっているかと思います。それにふさわしい熱戦をお見せできるように全力を尽くしたいと思っています。皆様よろしくお願いいたします」

Dsc_5030(挑戦者・渡辺明名人の決意表明)

「今年も挑戦者としてヒューリック杯棋聖戦に出場することができてうれしく思っています。昨年は反響の大きいシリーズになりまして、私にとっては残念な結果でしたが、思い出に残る五番勝負になりました。今回はまた出場できるということで、昨年にまさるとも劣らない番勝負にできればと思っています。明日から番勝負が開幕するということで、緊張と気合いの高まりを感じているところであります。明日からの対局はホテル三日月に宿泊されている皆様、全国各地の皆様が各種メディアを通じてご覧になると思いますので、将棋を楽しんでもらえるように、また普段は将棋になじみのない方もご覧になると思いますので、将棋ファンを増やしていけるような戦いを目指して頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします」

Dsc_5082(閉会の辞は小高芳宗・ホテル三日月グループ代表取締役社長が務めた)

「今日は高校の大先輩である丸山九段とともに木更津市で将棋普及をしてまいりました。このコロナ禍において明るいエンターテイメントを開催していただけることを感謝申し上げます。将棋界の頂上決戦で序盤、中盤、終盤スキがなく、駒が躍動する姿が日本中に届くと思います」

安倍晋三・前内閣総理大臣 将棋文化振興議員連盟最高顧問から祝電が届きました。
「藤井聡太棋聖と渡辺明名人との棋聖戦開催をお祝い致します。お二人での活躍が、日本の伝統である将棋を若い世代に身近なものしてくれました。先の展望を描きながら毎回の手番に神経を集中し、相手の出方を見ながら作戦を変化させる。しかも、自分一人だけで判別する緊張感と醍醐味、お二人の姿が、多くの人々を励まし、惹きつけると確信します。結びに、コロナ禍の中、開催に尽力された産経新聞社、日本将棋連盟、ホテル三日月に敬意を表します」

(琵琶)

共同記者会見

17時から共同記者会見が行われました。

Dsc_4711(共同記者会見に臨む藤井棋聖)

Dsc_4729(初防衛戦や対戦相手の渡辺名人についてコメントする藤井棋聖)

【藤井棋聖】
――将棋を指す木更津市の子どもたちに向けて、メッセージをいただけないでしょうか。

「木更津市を訪れるのは初めてで、対局室から見た景色がきれいで感謝しています。緊急事態宣言の延長でイベントが中止になって残念なこともありましたけど、明日は熱戦になるように全力を尽くしますので、楽しんで観戦していただけたらと思っています。子どもたちにはこれからも楽しんで将棋を続けてもらいたいです」

Dsc_4832(昨年の五番勝負を振り返るとともに今期の抱負を語る渡辺名人)

【渡辺名人】
――再び、藤井棋聖との番勝負です。抜群の安定感でここ1年を過ごされました。ご自身の評価はいかがですか。

「昨年、藤井さんとの初の番勝負が棋聖戦で、番勝負はそれ以来です。昨年は自分は負けてしまっているので、1年越しにまた対戦できる機会がきたのはうれしく思っています。タイトルを持ったまま藤井さんと対戦できる状態に持ってこれたのはよかったです」

Dsc_4850(共同記者会見の様子)

会見の様子は下記の動画配信でもご覧になれます。

【第92期ヒューリック杯 棋聖戦 藤井聡太棋聖、渡辺明名人が記者会見】
https://www.youtube.com/watch?v=YN_MWsxrJ3A

(琵琶)

対局者インタビュー

両対局者にインタビューが行われました。

Dsc_4554_3(藤井聡太棋聖)

Dsc_4533_2(初の防衛戦とあって多くの記者が訪れた)

Dsc_4544(立場的には防衛戦ですが、昨年と同じくぶつかっていきたい、と藤井棋聖)

Dsc_4570(続いて渡辺明名人)

Dsc_4561_3(堂々とした振る舞いで取材に応じる渡辺名人)

Dsc_4589(昨年は立場の差があったが、今年はフラットな戦いができる、と渡辺名人)

(琵琶)

検分

16時15分、対局室で検分が行われました。

Dsc_4435(挑戦者の渡辺名人らが待つ対局室に藤井棋聖が姿を見せる。一礼して上座に着く)

Dsc_4445(2種類の駒を比較して感触を確かめる)

Dsc_4463(初防衛戦に挑む藤井聡太棋聖)

Dsc_4476(リターンマッチに臨む渡辺名人)

Dsc_4519(空調や光の具合を確認する両対局者)

(琵琶)

五番勝負が明日、開幕!

藤井聡太棋聖に渡辺明名人が挑戦する第92期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催、ヒューリック株式会社特別協賛)五番勝負が開幕します。第1局は6月6日(日)千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月」で行われます。対局開始は9時。持ち時間は各4時間。 昼食休憩は12時~13時。立会人は島朗九段、副立会人は佐々木大地五段、記録係は渡辺和史四段が務めます。産経新聞に掲載される観戦記は松本哲平さんが担当します。第1局の先後は振り駒で決定します。
棋譜・コメント入力は紋蛇、本ブログの更新は琵琶が担当します。よろしくお願いします。

【産経新聞社】
https://www.sankei.jp/

【ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/

Dsc_5194_2 (今期五番勝負の記念扇子)

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