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2020年7月 8日 (水)

前日インタビュー

検分のあとの両対局者は、渡辺棋聖、藤井七段の順で主催者インタビューに応じました。

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◆渡辺棋聖の談話

――ここまでの今シリーズの感想をお願いします。

渡辺 第2局はいいところがなかったので、同じような将棋にならないようにしたいと思います。

――明日は後手番ですが、作戦を練っていますか。

渡辺 そうですね。考えてはいますが、相手の出方もあります。

――藤井七段の印象はいかがでしょうか。

渡辺 長い時間で藤井七段と指すのは初めてで、いろいろ分かったこともありますが、それをどう生かせるかは分かりません。

――第3局に向けて、意気込みをお願いします。

渡辺 カド番ですが、明日はここまで2局よりもいい内容で戦いたいです。

――6月から過密日程ですが、気をつけていることはありますか。

渡辺 6月は大変なところもありましたが、7月は日程に余裕が出てきました。6月よりは心配していません。

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◆藤井七段の談話

――明日から第3局が行われます。これまでを振り返って、いかがでしょうか。

藤井 棋聖戦は自分にとって初めてのタイトル戦ですが、ここまで2局ともいい状態で臨めています。自分のパフォーマンスを出せていると思います

――渡辺棋聖と長時間の対局を初めて指してみて、印象をどう感じますか。

藤井 中盤の大局観やタイムマネージメントが非常に優れているなと感じます。

――初タイトルにあと1勝でという形で迎えます。

藤井 いいスコアで第3局を迎えられますけど、いままで通り、気負わず戦いたいと思っています。

――初めてのタイトル戦をどう感じていますか。

藤井 普段の公式戦以上に多くの方に携わっていただいて対局が実現しているので、そういう環境で対局できるのはありがたいことだと思っています。

――6月に対局が再開されて過密日程ですが、その点はいかがですか。

藤井 対局は多いですが、状態を崩さずにこれていますので、それを維持したいと思っています。

――小さいころからタイトルを夢見てきたと思いますが、自分がタイトルホルダーになるんだというイメージは膨らんでいますか。

藤井 それは特に。番勝負ですし、次の第3局をしっかり指したいという気持ちだけです。

本日の更新は以上です。明日もよろしくお願いいたします。

(睡蓮)

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