42手目△5四金に続き、持ち駒を受けに使う△3一銀(図)でも、控室で驚きの声が上がりました。あまり見ない受けの形で、浮かびづらい手です。50手目△4五銀で豪速球を投げたはずが、△3一銀で突然のチェンジアップ。緩急をつけた指し回しです。これで先手の攻めをしのげるなら後手は桂得が残ります。
ABEMAでは、屋敷九段と阿部健七段が中継で意見交換を行いました。「まだまだ難しい攻防が続きそう」と屋敷九段。「藤井さんは難しいと思っているのではないでしょうか」と阿部健七段。
(渡辺棋聖の読みに△3一銀はあったかどうか)
(牛蒡)