藤井七段の記者会見
感想戦終了後、勝った藤井七段は記者会見に臨みました。
――大熱戦で、最後も王手が延々と続きました。勝ちを意識したのはどのあたりなのでしょう。
藤井七段 際どい展開で時間もありませんでしたし、わからないまま指していました。勝ちを意識したのは△6七金に▲9七玉と逃げたところで、おそらくこちらの玉は詰まないだろうと思いました。
――本日は和服ではなく、スーツで臨まれました。
藤井七段 和服自体は師匠からいただいたものがありましたが、(挑戦権獲得から第1局までに)時間もなくて勝手がわからなかったので。第2局以降で着れればなと思います。
――五番勝負の第1局を制し、タイトル獲得に一歩近づいたといえると思います。勝って心境の変化はあるのでしょうか。
藤井七段 まずは1局勝ててほっとしています。しかしまだまだ先も長いので、第2局以降もしっかり指せればと思っています。
――ありがとうございました。
(今回の記者会見は別室の記者がリモートで質問し、藤井七段が応じるという形で行われた)
以上で本局についての更新は終了となります。第2局は6月28日(日)に、同じく「東京・将棋会館」で行われます。お楽しみに。
(康太)