前夜祭(2)
■主催者あいさつ
日本将棋連盟常務理事・鈴木大介九段
「皆さん、こんばんは。日本将棋連盟の常務理事の鈴木でございます。本日はこのような盛大な前夜祭を開いていただき、誠にありがとうございます。いよいよ第88期棋聖戦も佳境に入ってきました。この棋聖戦、斎藤七段のタイトル初挑戦ということで、全国の将棋ファンが楽しみにして、かたずをのんで見守ってくださっていると思います。これもひとえに主催者の産経新聞社のおかげだと思っています。先ほど対局場を拝見しましたが、高島屋さんには棋聖戦を初期からお世話していただき、すばらしい対局場を提供していただいてありがとうございます。地元の将棋ファンあっての将棋界ですので、本当にありがとうございます。
藤井ブームという言葉を先ほどから伺っていますが、将棋ブームに変わってきていると思うんですよね。例えば、将棋連盟の将棋道場は最近、満員です。また、将棋連盟はネット中継を行っていまして、最近、有料会員が増えております。明日の棋聖戦でさらに増えるのではないかと期待しております。また2月から始まったAbemaTVも順調でして、驚くほど伸びております。面白いのは、コアな将棋ファンだけじゃなくて、初心者や級位者の方も熱心に見てくださっているんですね。そういう層の方が10年、20年後もファンになってくださるように、将棋を覚えてもらいたい。タイトル戦に興味を持ち、棋聖戦に興味を持ち、産経新聞社の観戦記を読む。こういった流れができれば、いちばんいいのではないかと思います。明日は、皆様のお力をお借りしますが、よろしくお願いいたします」
■乾杯
石添義克・岩室温泉自治会長
「高島屋さんの湯煙の出るお風呂に入りますと、死ぬまで長生きできます。岩室温泉は、酒はうまいし、魚はうまい、朝のご飯は美味しくて、きれいどころがそろっている。四拍子そろっている温泉ございます。高島屋さんを御ひいきにお願いします」
(琵琶)