前夜祭(2)
はじめに、関係者より挨拶が行われました。
「大変お忙しい中をこのように多数お集まりいただきまして、皆さまのご出席のおかげで賑やかに開催することができました。世話人を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
さて明日より棋聖戦五番勝負が始まるわけでございますが、その第1局をこの淡路島のホテルニューアワジで対局するということでございます。主催をされております産経新聞社さま、日本将棋連盟の方々、また淡路将棋連盟の島本会長はご高齢にもかかわらず精力的に動いていただきまして、この前夜祭、そして明日の棋聖戦対局ができるわけでございます。本当にありがとうございます。
皆さまには、このあと懇親会がございますのでゆっくりとご歓談いただきまして、最後まで楽しく過ごしていただければと思います」
「棋聖戦と申しますと阪神淡路大震災の復興ということで、産経新聞社さま、日本将棋連盟さま、ホテルニューアワジさん、また実行委員会の皆さんのおかげで、淡路洲本で行われることになります。今回で21回目、淡路の風物詩となっております。
アスリートやアーティストなどいろんな分野で若い方が頑張っておられます。今回挑戦される斎藤慎太郎七段も24歳ということでございます。記録係で来ていただいております桝田悠介三段は洲本出身で、会でも将棋を教えていただいたので、何とか頑張ってほしいと思っております。羽生棋聖に関しましては、棋聖戦10連覇と通算16期が懸かったシリーズです。重鎮と、若い棋士の対戦。いい対局が見られるのではないかと期待しております。
美味しいものを食べて、お風呂に入って、明日の対局に向かっていただければと思います」
(書き起こし:虹記者。写真:潤)
(潤)