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2014年7月 5日 (土)

終局直後

T024_2 (7連覇達成、羽生善治棋聖)

■羽生棋聖インタビュー

――横歩取りは予定だったのでしょうか。

横歩取りになるかと思っていた。横歩取りをもう1回やってみてどうなるかと思っていた。最近指したのと同じ進行になったが、途中で変わってから難しかったです。
▲7七銀(45手目)と強く上がられて、違う手も分からず思い切ってやってみた。駒得なのでいいのかと思ったが、ごちゃごちゃしたところで本当はどうだったか分かりません。
途中はまずいと思った。▲4六歩(107手目)と角取りを催促されたところは自信がなかった。終盤はずっと遊んでいた1九竜が使える形になって初めて良くなったと思った。

――シリーズ振り返っていかがですか。7連覇で大山十五世名人の記録にならびました。

一局ずつ難しい将棋だった。良かったと思います。記録は終わったばかりでよくわかりません。どちらも際どい将棋だった。

――今期は負けしらずですが。

いい形が続いていると思っています。

T033 (敗れた森内俊之竜王。追い上げたが届かなかった)

■森内竜王インタビュー

――45手目▲7七銀は用意の一手だったでしょうか。

考えてはいました。迷って指したのですが。

――本局を振り返っていかがですか。

▲7九歩(55手目)が問題だったかもしれません。しかし正しい応接がわかりませんでした。

――シリーズを振り返っていかがでしたでしょうか。

急所の場面でミスがあったので、この結果も仕方がないです。

T006 (終局直後の対局室)

(牛蒡)

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