前夜祭会場の外では催し物の準備が進められていた。会場を出ると、待っていたのは勇壮な和太鼓の音。「松平わ太鼓」は、数多くのイベントで「三河雲竜太鼓」を披露しているグループ。今年で30周年を迎えた。和太鼓の「わ」には、仲間の輪を大切にする気持ちが込められているという。
和太鼓の演奏が終わると同時に、離れた場所で火柱が上がった。三河地方で盛んな手筒花火だ。今回の花火は「松平郷手筒保存会」によるもの。約30年にわたり、伝統を守るために活動している。
最後は、本局の開催の成功と将棋界の発展を祈念して、フォレスタ名物の打ち上げ花火が空を飾った。
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