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(文)
昼食は、羽生棋聖がビーフハンバーグステーキ、森内竜王が大エビフライカレーを注文した。森内竜王はタイトル戦の食事でカレーを好むことで知られる。
12時、図の局面で昼食休憩に入った。対局は13時に再開される。
11時30分ごろ、香川女流王将がニコニコ生放送に電話出演。通話中に指し手が進むと、「香川流だ」と声が上がった。香川女流王将が予想していた手だったようだ。予想していた本人が検討陣に話を聞きに行くと、「調べていませんでした」と佐藤九段。香川女流王将が継ぎ盤を離れると、佐藤九段が「全否定しちゃった、まずいかな」と話していた。
本局の立会人は佐藤康光九段。棋聖6期の実績を持ち、永世棋聖の有資格者だ。第73期(2002年)に初挑戦し、郷田真隆棋聖(当時)から棋聖位を奪取。以後6連覇を成し遂げた。羽生棋聖、森内竜王とはそれぞれ五番勝負で対戦している。
(控室で検討中の佐藤九段。香川女流王将が向かい側に座ると、「変えましょうか」と盤を回した)
毎年、棋聖戦の開催とともに開かれるのが「とよたふれあいこども将棋フェスティバル」。今年で10回目を数え、1階で指導対局や大盤解説会などさまざまなイベントが恒例になっている。午前中は将棋大会が行われ、子供たちが腕を競っていた。
ホテルフォレスタは豊田市の豊かな緑に囲まれた場所にあるリゾートホテル。チャペルがあり結婚式場にも使われ、これまで4200組のカップルを送り出した。これからの季節にぴったりのウォーターパーク、パターゴルフ場やテニスコートなどレジャー施設も揃っている。棋聖戦の開催は今年で10年目。初めてホテルフォレスタが使われたのは2005年の第76期五番勝負第1局。佐藤康光棋聖に羽生善治四冠(肩書は当時)が挑んだシリーズだった。佐藤棋聖は挑戦を退け防衛、4連覇を達成。この連覇記録は6まで伸ばすことになる。
羽生棋聖が仕掛け、早いペースで戦いが進んでいる。10時過ぎ、控室では佐藤九段が「前例はあるの?」と継ぎ盤で検討中。阿久津八段、香川女流王将も検討に加わっている。そこに、対局者が注文したものと同じおやつが差し入れとして届けられた。「ここは香川さんしか(適役が)いないでしょう」と佐藤九段。さっそく、香川女流王将と阿久津八段に食べてもらうことにした。
香川女流王将が選んだのはマンゴの涼菓。「甘くておいしい。疲れているときにちょうどよさそう」。阿久津八段はトリュフケーキを食べ「濃厚です」とうなった。「コーヒーが合いそうです」
10時、対局室にブールミッシュ提供のおやつが運ばれた。羽生棋聖はトリュフケーキ、森内竜王はマンゴの涼菓をそれぞれ注文している。
■トリュフケーキトリュフ・オ・ショコラ(トリュフの形をしたチョコレート)をまるごと一粒、濃厚なショコラ生地に閉じこめ、大切に焼き上げました。モンドセレクション2014年最高金賞受賞17年連続金賞受賞の、ブールミッシュを代表する逸品です。
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■マンゴの涼菓ココナッツ、ライム、ヨーグルト、ミルクをブレンドしたマンゴゼリー。ブールミッシュの人気季節プティガトーです。希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」を使い、まろやかに仕上げました。(糖質甘味中71%使用)
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