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2011年4月28日 (木)

勝負手、▲8四桂

20110428_75
図は18時35分頃の局面。佐藤天六段が▲8四桂と要の金を攻めにいったところだ。この手に対し、深浦九段は長考に沈んでいる。直接手だが、「手強いと思っているでしょう」と真田七段。「そうでなければ、こんなに考えませんよ」。

Twitter解説
飯塚祐紀 > ▲4五金の流れから見て ▲8四歩かと思いました。 ▲8四桂は勝負手ですね。
瀬川晶司 > ▲8四桂でした。歩では遅いとみたのでしょう。△6二金にはどう攻めるのでしょうか。
西尾明 > 確かに△6二金に何を指していいか分かりません。ようやく先手が不利な気がしてきました(笑)
西尾明 > △6二金▲7二歩に△6一金と引いても、後手が少し余せそうな気がします。
中村太地 > △6二金▲7二歩は後手玉も狭くなるので実戦的に嫌な感じもありますね。端もからめられると余すのも相当大変な気がします。
遠山雄亮 > △6二金▲7二歩は嫌ですね。そこから△8三銀▲3五金△8四銀と桂を外す感じでしょうか。
西尾明 > △8三銀の瞬間に▲8五飛と走る手もあるのでは?>遠山氏

解説陣は「後手が余せそう」との意見。しかし文面を見るに、この▲8四桂が相当に手強いことは間違いなさそうだ。

(文)

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