女流王位戦中継Blog

（先手番の伊藤女流四段）

（後手番の里見女流王位）

（朝の対局室）

（虹）

おはようございます、五番勝負第３局のスケジュールは下記のとおりです。

09:00　対局開始
10:30　午前のおやつ
12:00　昼食休憩
13:00　対局再開
14:00　午後のおやつ

【女流王位戦第３局、福岡・飯塚市で25日開催　里見香奈と伊藤沙恵が１勝１敗｜西日本新聞】
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1091215/

【里見香奈「力出し切る」、伊藤沙恵「感動与える」　女流王位戦第３局、福岡・飯塚で前夜祭｜西日本新聞】
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1091544/

（虹）

（左から、島井咲緒里女流二段、清水市代女流七段、豊川孝弘七段、貞升南女流二段、水町みゆ女流初段。対局の見どころ紹介コーナーが始まった）

（豊川七段が中心となって場を仕切る）

豊川　女流王位戦は持ち時間４時間（ストップウオッチ方式）で、女子プロのなかではいちばん過酷な棋戦です。

清水　いや、いちばん幸せな棋戦です（笑）。私が対局者として出させていただいたときに、３時間から４時間に変えることを決断してくださりました。

島井　森けい二九段門下は高知で合宿をします。香奈ちゃんは卓球が強くて、ぼこぼこにされた思い出があります（笑）。

貞升　伊藤女流四段は普段話すと朗らかです。笑いのツボが浅いので（笑）、伊藤さんをどこまで笑わせられるかを勝負しようかと女流棋士で話したこともありました。

水町　１局目の反省を踏まえつつ、伊藤さんが居飛車にされる気がします。里見女流王位は中飛車でしょうか。

（久世賢治・飯塚市副市長による閉会のあいさつ）

「対局者の決意表明を聞いて、明日の対戦が楽しみになってきました。明日の対局が歴史に残る名勝負になることを期待します」

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本日のブログ更新は以上となります。
対局は25日（木）９時から開始します。どうぞお楽しみに。

（書き起こし＝紋蛇、撮影＝虹）

両対局者による決意表明がありました。

（里見香奈女流王位）

「第２局は北海道に行きまして、第３局は福岡県飯塚市と北から南と移動してきました。北海道は５度くらい寒かったですが（笑）。今回は初めて対局させていただきますが、麻生大浦荘は緑が多くて美しく、すばらしい対局場を用意していただきました。明日は自分の力を精一杯出し切って一生懸命、頑張りたいと思います」

（伊藤沙恵女流四段）

「飯塚市に伺うのは、３回目です。６年前の対局場は旧伊藤伝右衛門邸でした。初めての麻生大浦荘はお庭が非常にきれいで、対局の間に外を見て気分転換になるのかなと思いました。つい先日は名人戦も行われた対局場ということで、身が引き締まる思いでおります。先ほど和太鼓の演奏を披露していただきまして、子どもたちの小さい体であんなに迫力のある音色を出せるんだなと感動しておりました。自分も熱戦をお見せできるようにと思っております」

（稲築将棋倶楽部に通う香月花音さんと後藤実優さんから、両対局者に記念品と花束が贈呈された）

（関係棋士たちとともに記念撮影。このあと両対局者は明日の対局に備えて退場した）

（書き起こし＝紋蛇、撮影＝虹）

前夜祭、対局のそれぞれの主催者からあいさつがありました。

（藤江美奈・飯塚市副市長）

「名誉ある戦いを17年連続、飯塚市で開催でき、また多数の方々にお集まりいただき、新型コロナウイルスで３年間中止していた前夜祭を開催できますことを大変うれしく思っています」

（伊藤陽・西日本新聞社企画事業部室長）

「明日から女流王位戦第３局が開催されます。従来の旧伊藤伝右衛門邸から初めて麻生大浦荘に会場を移しての対局となります。豊川七段、水町女流初段、明るくて楽しい大盤解説会を期待しております」

（清水市代・日本将棋連盟常務理事）

「久々にこちらに来させていただくことになり、楽しみにまいりました。対局者として来させていただいたことを昨日のことのように思い出します。旧伊藤伝右衛門邸で指させていただいたのですが、ある日に季節外れのひどい猛暑になりました。（重要文化財で冷房等の設備に限界があるなかで）氷柱が対局室に持ち込まれ、とてもひんやりとして、見た目も涼やかで、地元の飯塚市の皆様のお知恵でその窮地を救っていただきました。そのことが私の中で何よりの思い出として残っています」

（島井咲緒里・日本女子プロ将棋協会理事）

「麻生大浦荘は初めてでして、ふと外を見ると緑も豊かでとてもすてきだと思いました。里見さんは妹弟子で女流王位を８期獲得し、女流棋界で長く活躍されています。伊藤女流四段は先日、勝ち星規定で昇段されました。それだけ安定して勝たれています」

（書き起こし＝紋蛇、撮影＝虹）

18時より、のがみプレジデントホテル４階「大和の間」で前夜祭が開催されました。

（登壇する関係棋士たち）

（その前に、飯塚本町宿場太鼓龍王による激しい太鼓演奏のオープニングアクトが行われた）

（虹）

現地入りした両対局者はまず記念撮影を行い、続いて15時45分から検分に臨みました。

（里見女流王位）

（伊藤女流四段）

（立会人の豊川七段が両対局者にさまざまな確認する）

（用意された３組から「住谷作・御蔵島黄楊・菱湖書」が選ばれた。タイトル戦初使用だという）

対局場となるのは麻生大浦荘。今月21・22日（日・月）に第81期名人戦七番勝負第４局が行われたばかりで、飯塚市は各イベントを含めこの週をアピールしています。
駒や空調や照明のチェックが滞りなく進み、和やかな雰囲気のまま８分程度で検分終了となりました。記念撮影の様子は明日、改めてご紹介致します。

【飯塚市将棋WeeeeeeK!!｜飯塚市公式ホームページ】
https://www.city.iizuka.lg.jp/shokokanko/shogi/shogiweek.html

【名人戦と同じ部屋で対局 女流王位戦第３局 検分｜中日 東京 将棋 サブチャンネル】
https://www.youtube.com/watch?v=8movYiXefOU

（虹）

里見香奈女流王位に伊藤沙恵女流四段が挑戦する第34期女流王位戦五番勝負。第２局は中飛車対向かい飛車の出だしから里見女流王位が居飛車に戻して力戦となり、際どくも攻める展開を続けて快勝しました。ここまでともに先手番で勝利を収め、スコアは１勝１敗です。

第３局は５月25日（木）に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われます。先手は伊藤女流四段。対局開始は９時。持ち時間は各４時間。昼食休憩は12時から13時です。
第３局の主催は西日本新聞社。立会人は豊川孝弘七段、記録係は貞升南女流二段、観戦記執筆は石蔵朗大さんがそれぞれ務めます。また、大盤解説会（事前申し込み制、受付終了）の解説は豊川七段、聞き手は水町みゆ女流初段が務めます。

インターネット中継は棋譜・コメントを紋蛇、ブログを虹が担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。

【主催：西日本新聞社】
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【棋譜中継ページ】
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（虹）