第37期女流王位戦挑戦者決定戦

2026年3月13日 (金)

五番勝負日程

女流王位戦五番勝負の日程と対局場は以下の通りです。

第1局 4月15日(水)兵庫県姫路市「里湯ひととき夢乃井」
第2局 5月12日(火)北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」
第3局 5月23日(土)福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
第4局 6月3日(水)徳島県板野郡「樫野倶楽部樫野邸」
第5局 6月12日(金)東京都渋谷区「東京・将棋会館」

以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。

囲み取材

感想戦終了後、大島女流二段の囲み取材が行われました。一部を抜粋します。

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――挑戦権を獲得した気持ちは
大島 まさかリーグ戦で優勝できると思ってなかったので、嬉しい気持ちです。全体的には積極的に攻めることができたと思います。

――同年代である磯谷女流初段について
大島 昔からのライバルでもありますし、意識しています。もちろん対局が楽しみでもありました。

――相居飛車の戦いになった。想定していた戦型だったか
大島 全然想定してなくて。磯谷さんの得意な力戦系統の将棋に持ち込まれていたので、反省していました。

――右四間飛車から攻めていった
大島 少し前は引いて受ける将棋が多かったんですけど、自分らしく積極的に攻められたらいいなと思っていました。

――磯谷女流初段の玉が中段に上がる展開になった
大島 桂成り(83手目▲7三桂成)からの勝負手を指されてしまって。ちょっとパニックになり手が見えなくなってしまったんですけど、最後はギリギリ寄せることができてよかったです。

――福間香奈女流王位とのタイトル戦は初めて。4時間の持ち時間で戦うことについて
大島 持ち時間が長い将棋が好きなので、長い持ち時間で福間さんと指せるのは光栄です。

――福間女流王位とはどのように戦っていくか
大島 まだハッキリとは決めていなので、しっかり準備して戦っていけたらと思います。

――女流王位戦は全国を回っていく
大島 他県にはよく息抜きで行くことがあるので、こうしてタイトル戦でいろいろな各地を回って将棋を指せるのは嬉しく思います。街の雰囲気を眺めるのも好きですし、おいしい食べ物を食べるのも好きなので、とても楽しみです。

Dsc_0232_3(対局場を確認する場面もあった)

――1回目のタイトル戦であるマイナビ女子オープンのときは、どのように感じていたか
大島 期間も全然違い、重圧のある対局でした。(今回は)プラスに生かして頑張りたいと思います。

――前回のタイトル戦から2年が空いた
大島 本当に思ってたより早くタイトル戦に戻ってこれたので、自分でもビックリしています。

――ファンに向けて
大島 積極的に攻める将棋を見てほしいです。

――序盤の研究はどのようなテーマを持っているか
大島 あまり指されていないような将棋を研究しています。だんだん指せる戦型を増やしていきたいです。

――自身の終盤のセールスポイントについて
大島 「最後まで諦めずに指す」ということを意識しています。

――師匠の森信雄七段とは対局前に話しているか
大島 対局前には話していませんが、対局後に報告しています。声をかけていただいて、お家に呼んでいただいたりもしています。

――師匠は詰将棋の大家。詰将棋について
大島 詰将棋は得意ではないですけど、解くのは好きです。

――森門下では糸谷哲郎八段が名人に挑戦する。2人そろっての挑戦について
大島 糸谷先生が名人を挑戦して本当に嬉しかったです。力がわきました。

――改めてどのような五番勝負にしたいか
大島 しっかり準備をして、自分らしい将棋を指せればと思います。

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(胡桃)

感想戦

Dsc_0204(大島女流二段は2回目のタイトル挑戦。女流王位戦は初)

Dsc_0214(磯谷女流初段はあと1歩が届かなかった)

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(胡桃)

終局直後

終局直後にインタビューが行われました。

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【大島女流二段の談話】
――一局を振り返って
大島 結果的に攻められてよかったんですけど、最後らへんの指し方を間違えてしまって。よく分からなかったです。

――マイナビ以来の挑戦。女流王位戦の挑戦権を獲得したことについて
大島 嬉しい気持ちです。

――福間香奈女流王位と戦うことについて
大島 昔からの憧れというか、ずっと戦ってみたいと思っていたので。公式戦ではあるんですけど、タイトル戦で戦うのが楽しみです。

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【磯谷女流初段の談話】
――一局を振り返って
磯谷 大島さんは序盤がすごい洗練されているので、研究勝負よりは力戦調で戦おうと思っていました。ただ受ける展開が続いたので、ちょっと先手番にしてはあまり積極的に攻められなかったのかなと思います。

――終盤はどのように見ていたか
磯谷 少し厳しいのかと思っていたんですけど。何かあればという感じでした。

――今期の女流王位戦を振り返って
磯谷 白組優勝できると思ってなかったので、リーグを通して成長できたかなと思います。

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(胡桃)

大島女流二段が挑戦者に

Joryuoui202603130101112112手で、大島女流二段が磯谷女流初段をくだしました。終局時刻は17時27分。消費時間は▲磯谷2時間59分、△大島2時間56分。勝った大島女流二段は、福間香奈女流王位への挑戦権を獲得しました。女流王位挑戦は初めてです。第37期女流王位戦五番勝負は、4月15日(水)に兵庫県姫路市「里湯ひととき夢乃井」で開幕します。

(睡蓮)

入玉をめぐる攻防

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図は17時頃の局面です。磯谷女流初段は入玉を含みに、中段まで玉を上がってきました。しかし大島女流二段の指した△9二銀が好手で、竜取りをかけながら攻めの足掛かりを築きます。入玉をめぐる攻防が続いており、抜け出すのはどちらでしょうか。

(胡桃)

勝負のゆくえは

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図は16時10分頃の局面で、大島女流二段は2八飛を軸に先手玉に迫っていきます。実戦は▲7三桂成と意表のただ捨てをしました。△7三同桂には▲7四角成△3一玉▲7三馬が竜と飛車の両取りになります。控室では後手よしと見られていますが、まだまだ勝負のゆくえは分かりません。

(胡桃)

磯谷女流初段が反撃に転じる

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図は15時25分頃の局面です。盤上の馬とと金が大きく、後手優勢となりました。実戦は▲4九飛△同と▲8三角と進行しました。持ち駒の角2枚を生かして反撃に転じます。どこまで後手玉に迫れるでしょうか。

Dsc_0123(磯谷女流初段は反撃に転じた)

(胡桃)

千駄ヶ谷を散策

千駄ヶ谷の近くを散策しました。

Dsc_0164(ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビルの外観。1階に将棋会館が入っている)

Dsc_0172(将棋会館の正面にある東京体育館)

Dsc_0136(鳩森神社の入口にある鳥居)

Dsc_0153(将棋堂)

Dsc_0139(鳩森神社内にある富士塚)

Dsc_0142(桜が咲いていた)

(胡桃)

大島女流二段が主導権を握る

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昼食休憩が明けると大島女流二段が6筋から動いて、戦いが始まりました。図は△2七角と打った局面です。先手は飛車の逃げ場所が難しく、▲2八飛や▲3七飛は△4九角成と馬を作られ、▲3九飛は△4八銀の飛車金取りがかかります。大島女流二段が主導権を握ったようです。

Dsc_0110(大島女流二段は後手番ながら積極的に動く)

(胡桃)

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