第27期女流王位戦五番勝負第1局

2016年5月12日 (木)

ご観戦ありがとうございました

本局もご観戦ありがとうございました。第2局は北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。

324

(日が暮れつつある夢前の街)

(翔)

感想戦

296

(感想戦)

305

(里見香奈女流王位)

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308

319

(岩根忍女流三段)

300

(感想戦は30分ほどで終わった)

(翔)

終局直後

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(先勝した里見香奈女流王位)

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【里見香奈女流王位インタビュー】
--この一局を振り返ってください。
自陣角を打っていったのですが(30手目△3四角)、角が使えなかったら悪くなるかなと思っていました。本譜は打ち合いになりましたが、指しているときは美濃囲いのほうが堅いのでいい勝負かなと思っていました。

--△7四歩(44手目)から1歩を持つ展開になりました。
1歩交換ができて、少し楽になったかなと。

--岩根さんから動いてきたあたり(53手目▲8五角)は、いかがでしょう。
△8七歩(60手目)に▲6八飛をあまり考えていなくて、その場で考えた順でしたが、こちらのほうが堅い展開になったので少し指せると思いました。ただ角を切って(66手目△3八角成)▲同玉のところが意外に難しく、最初に考えていた手では大変でした。

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(敗れた岩根忍女流三段)

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【岩根忍女流三段インタビュー】
--本局を振り返ってください。
駒組みの仕方が難しく、気を抜くと悪くなりそうな局面が続いてあまり自信はなかったです。8九から角を打って、▲5六歩(41手目)で銀を下がらせたところはまた難しくなったのかと思ったのですが、それでも苦しかったです。

--▲8五角(53手目)と動いたあたりは
自信があったわけではなく、動かされているような感じがしましたが、ゆっくりしていても得する手がなさそうな気がしました。ちょっとずつ悪いような気はしていました。終盤も1手足りないと思っていました。

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(現在は感想戦が行われている)

(翔)

里見香奈女流王位が先勝

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第27期女流王位戦五番勝負第1局▲岩根忍女流三段-△里見香奈女流王位は、96手で里見女流王位が勝ちました。終局時刻は17時51分。消費時間は▲岩根3時間55分、△里見3時間4分(持ち時間各4時間)。第2局は5月26日(木)に北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。

(翔)

後手、好調な手が続く

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岩根女流三段は大駒をさばいて勝負に出ましたが、里見女流王位の対応が的確で、後手が好調です。終局が近いと見られています。

(翔)

17時を回る

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(17時になり、街には無線からの音楽が流れていた)

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(対局室前の廊下。ここから先は対局関係者だけが出入りしている)

(翔)

局面が動き出す

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図は▲6四歩△同歩と、先手が突き捨てたところです。ここで岩根女流三段は自ら▲8六歩と突き、後手の狙い筋である△8七歩を誘いました。
上図から▲8六歩△8七歩▲6八飛△8六飛▲5四角と進みました。

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若松七段は「5四歩が取れましたが、それ以上に△5一歩と打てるようになったのが大きいと思います。次の手は△8八歩成ではないでしょうか。残り時間の差もありますし(▲岩根約25分、△里見約2時間)、先手が苦しいですね」と話しました。

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(検討する若松七段)

(翔)

後手、優位に立つ

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図は△7三桂と跳ねた局面。先手の攻めを封じ、後手の里見女流王位が優位に立ったと見られています。
△7三桂ではすぐに△8六歩▲同歩△8七歩(参考図)と攻めることも考えられましたが、力をためた格好です。

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△8七歩に▲同角は△8六飛、▲同飛は△7八角成があります。

(翔)

立会人は若松政和七段

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(モニターを見る、立会人の若松政和七段。若松七段は女流王位戦の神戸新聞社主催対局の立会人を第1期から27期連続で務めている。途中で何度か第4局以降の開催があったが、全て実施された)

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(対局開始前、弟子の井上慶太九段と言葉を交わす。井上九段は理事業務のため、午前中で夢乃井を発った)

(翔)

15時のおやつ

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(里見女流王位のおやつはチョコレートとアイスココア)

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(岩根女流三段のおやつはショートケーキと紅茶)

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(スタッフが対局室に運んでいく)

(翔)

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