第25期女流王位戦五番勝負第1局

2014年4月22日 (火)

ご観戦ありがとうございました

Dsc_0524指し直し局の終局は20時39分、消費時間はともに3時間59分。

第2局は5月14日(水)北海道河東郡「観月苑」にて行われます。本日はご観戦ありがとうございました。第2局もお楽しみに。

(吟)

感想戦

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Dsc_0522(感想戦は21時37分に終了した)

(吟)


終局直後

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―― 指し直し局を振り返って頂いていかがだったでしょうか。
清水 仕掛けに苦労する展開になって、経験がない形になってよく分からなかったです。

―― 中盤に駒得になり、あの辺りはいかがでしょう。
清水 駒得で余せるかなと思ったのですが、具体的な手順が分かりませんでした。優勢を勝ちに結びつけれなかったのが悔やまれます。

―― 最後は大熱戦になりましたが、勝ちを意識されたのはどの辺りですか。
清水 最後まで……勝ちを思わないようにしていました。

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―― 指し直し局を振り返って、どうでしたか。
甲斐 △4五桂~△8四桂と打った手順が指しすぎだったかなと。▲4四歩と突かれる手がかなり厳しくて、こちらの角が使いにく展開になってしまったので。もうちょっとあの辺りで、工夫しなければいけなかったと思います。そこからはずっと苦しいと感じていました。

―― 最後はだいぶ迫って、分からない終盤になったと思うのですが。
甲斐 もしかしたら何かあったかもしれませんが、分からなかったです。

(吟)

清水が開幕戦を制す

Photo_2第25期女流王位戦五番勝負第1局は、千日手指し直しの末145手までで清水女流六段が勝ちました。清水女流六段は女流王位復位に向け幸先のいいスタートを切りました。

(潤)

先手勝勢に

55txt139 ▲6二金と打って角を抜こうとしている。先手玉には詰めろが掛からないとみられている。

Dsc_0372 (勝勢の局面を築いた清水女流六段。時刻は20時30分を回った。指し直し局は大熱戦になった)

(吟)

先手、再び優勢に

3333txt109 門倉四段が決め手にみえますとツイートしていた▲7七金が着手された。攻めの軸になっている角を攻めつつ、上部を押さえる駒になっている。清水女流六段が再び優勢になった。

(吟)

形勢混沌

111txt92 △5四同飛に▲6三銀打は△同金▲同銀成に△8四桂と捨てる手があって危険だ。清水女流六段は6三へ金を打つ順を選んだ。

門倉四段の形勢判断も先手優勢まで一時は傾いたが、後手有利と評価が変わっている。

■Twitter解説■
門倉啓太四段>△6三同金▲同銀成に△6八とで後手が勝ちそうに見えます。(後手有利)

(吟)

先手優勢

222txt73 △8五銀に▲8六歩と催促した局面。7六に銀や桂を打たれて怖いようだが、△7六銀打なら▲同飛△同銀▲同玉でスッキリする。△7六桂は▲8五歩△6八桂成▲同金△5七歩成▲同金△6八銀には▲7六飛で余せると控室では見ている。

(吟)

清水女流六段、残り10分に

Dsc_0418 (写真は控室の盤面モニター。先手の清水女流六段の▲7九飛に対し甲斐女流王位が時間を使っている。▲7九飛の局面での残り時間は▲清水女流六段10分、△甲斐女流王位35分)

Dsc_0412 (まもなく19時。辺りは暗くなり「渭水苑」前にも明かりがついた)

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(吟)

先手玉は露出したが・・・・・・

11txt63 △8七銀成▲同玉と先手玉は露出してしまったが、△6四角に▲7六歩が角の活用を見つつ、▲7五桂の筋を作って味がよさそうだ。後手も銀1枚では先手玉に迫る手段が難しい。控室でもうまい攻めが見つかっていない。現状は先手の桂得だ。

Dsc_0376 (開始前、いつものように目を閉じ気持ちを落ち着かせていた清水女流六段。後手の攻めを掻い潜って反撃を決めることができるか)

(吟)




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