第35期女流王位戦五番勝負第1局

2024年4月25日 (木)

ご観戦ありがとうございました

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(感想戦も終わりに近づく)

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(感想戦が終わり、福間香奈女流王位が駒を片づける)

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(一礼して、感想戦が終了)

本日もご観戦ありがとうございました。第2局は5月9日(木)に北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われます。どうぞお楽しみに。

(翔)

感想戦

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(インタビューのあと、感想戦が始まった)

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(福間香奈女流王位)

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(加藤桃子女流四段)

(翔)

終局直後

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(終局直後)

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(インタビューに答える福間香奈女流王位)

【福間香奈女流王位インタビュー】

--序中盤を振り返っていただけますか。
一手一手が難しくて、駒組みが甘かったのかと思っていたのですが、ただ(後手の)金が上ずった形だったので低い陣形で待ってどうかなと思っていました。

--(55手目)▲3九金寄という形は珍しいと思いますが。
動いていったほうがよかったかもしれません。本譜はじっくり指そうかと思っていましたが、4九金型で▲7七桂が本線でしたが、比較がわからないです。

--(67手目)▲3五歩から反発して、△4七桂と打たせる激しい中盤戦でした。
(64手目)△5六銀まで打たれると受けすぎると愚形になってしまうので、攻め合うところと思いました。

--(74手目)△6八成銀の局面は少し駒損になりました。
本当は(73手目)▲2五歩と突くあたりで取らせている間に攻めるつもりだったのですが、読み切れなくて実戦的に戦ったところはあります。

--歩と桂馬を使っての玉頭戦になりました。
(78手目)△5六角のところは難しいと思っていました。

--(95手目)▲4四歩△同角▲3三歩成から角を取る展開になりました。
攻めながら駒を取る展開になったのであとは入玉模様だけ気をつけていました。角を手持ちにしていると駒が拾えるので、それは指せるのかなと思っていました。

--終盤戦はどう見ていましたか。
決め手のある局面もあったとは思いますが、わかりやすいように指していました。

--一局を振り返ってください。
じっくり組みあう展開になって仕掛けはちょっと気にするところはあったのですが、自分に合った指し方ができたと思います。

--次局に向けてひとことお願いします。。
先後が決まっているのでしっかり対策して挑みたいと思います。

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(敗れた加藤桃子女流四段)

【加藤桃子女流四段インタビュー】

--後手から動く展開になった序盤戦を振り返ってください。
ずっと難しいと思っていました。同じ銀冠でもこちらのほうが立体的ですが、それを生かす駒組みが本譜でいいかわからなくて、動いていったところは後手番にしてはそれなりととらえていたのですが、(67手目)▲3五歩と攻め合われると思っていなかったので、よくできそうな気もしますし、ずっと本当に難しいなととらえていました。

--(74手目)△6八成銀で、角を駒台に乗せる展開になりました。
(78手目)△5六角と打って少しだけ指しやすいと思ったのですが、ただ飛び道具をたくさん持たれているので実戦的には大変で、(79手目)▲4七銀に対してやりたかったことがありましたが、予定変更になり、そのあと立て続けに構想を間違えたと思います。

--入玉含みの構想でしたが、そのあたりはいかがですか。
最善ではないだろうけれども、実戦的にどうかなと思っていました。(95手目)▲4四歩△同角▲3三歩成△同金に▲4五歩と打たれるのをうっかりしていて、ダメだなと思いました。それより手前から間違えて苦しいのかもしれませんが、そこではっきりダメにしたと思いました。攻めを振りほどくのが難しかったです。

--一局を振り返ってください。
ずっと構想が難しかったです。

--次局に向けてひとことお願いします
体調に気をつけてがんばりたいと思います。

(翔)

福間女流王位が第1局を制す

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第35期女流王位戦五番勝負第1局は、福間女流王位の勝ちとなりました。終局時刻は17時33分。消費時間は▲福間3時間36分、△加藤桃3時間0分(持ち時間各4時間)。第2局は5月9日(木)、北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われます。

(虹)

詰めろ金取り

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図の▲7二角は、▲8三金までの詰めろを掛けながら金取りになっています。▲8六歩の突き出しも残っていて、先手が勝ちに近づいています。

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(17時を回り、樫野邸に木漏れ日が差し込んできた)

(翔)

手堅い方針

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福間女流王位は119手目に▲3三飛と王手桂取りを掛けました。控室では後手玉への寄せを検討していましたが、はっきりした手順が見つかっていない中での着手でした。

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△5三桂に▲3五飛成と桂馬を取り、竜を作りました。後手からの反撃を消し、手堅く勝つ方針に切り替えたと見られています。

(翔)

痛打が入る

図の▲4三角が痛打と見られています。金取りの上、△4三同馬は▲同歩成で先手の攻めが切れなくなります。入玉も難しく、先手が勝ちに近づいていると思われます。

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(継ぎ盤を見つめる武市三郎七段。盤上には、95手目▲4四歩に本譜の△同角ではなく、△4二歩と受けた変化が並べられている)

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(翔)

入玉ならず

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図は16時過ぎの局面。先手は角を取って駒損を回復し、▲7三角や▲8四角と左辺から押さえる形が見えてきました。加藤女流四段は▲7三角を嫌って上図で△6二玉と指しましたが、これは入玉ができないと言われています。△6二玉に対しては金取りの▲4三角が厳しいと見られています。

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(16時過ぎの樫野邸。少し日が落ちてきた)

駒柱からの脱走劇

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上図の△3一玉で駒柱(ある筋の1段目から9段目までの9マスに駒が置かれること)が出現しました。

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続く▲2六桂の銀取りに△4二玉と上がって、加藤女流四段の狙いが明らかになります。△5三玉~△6四玉からの入玉です。後手玉の脱走劇が始まります。

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(昼食休憩明け、考える加藤桃子女流四段)

(翔)

15時半頃の局面

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上図は当たっていた飛車を5九から3九へ逃げた局面。飛車の働きが急に落ち、後手に攻める手番が回ったと言われています。ただ△5七角から飛車を取りにいくのは先手にとってありがたい手順で、▲3四歩△同銀▲2六桂と先手が攻める展開になります。

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加藤女流四段が指したのは△5六角。玉をにらみつつ、先手の守備の要・3八金に狙いを定めました。

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(検討する武市三郎七段。初心者の関係者に「玉の周りのマス目に利いている駒の枚数が守備力」と話していた。上図△5六角の局面で例を挙げると、先手玉の2八の守備力は2、後手玉の3一の守備力も2となる)

(翔)

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