第24期女流王位戦五番勝負第2局

2013年5月 9日 (木)

第2局対局開始

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(定刻の9時、対局が開始される)

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(初手▲7六歩を着手する甲斐女流四段)

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(里見女流王位は▲7六歩に対して△3四歩と突く)

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(ゆったりとした所作で3手目に▲7五歩と伸ばした甲斐女流四段)

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(4手目△1四歩と里見女流王位が端歩を打診した局面で報道陣は退室)

(吟)








開始直前の対局室

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(整然と駒を並べていく両対局者)

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(駒を並べ終えると甲斐女流四段は扇子を取り出した。竹の部分が緑色に染められておりちょっと珍しい)

(吟)

おはようございます

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(今朝の苫小牧市は快晴。気持ちのよい青空だ)

おはようございます。女流王位戦第2局は9時より対局が開始されます。本日もよろしくお願い致します。

本局のTwitter解説は佐々木勇気四段が務める。

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(本局のTwitter解説を務める佐々木勇気四段)

■Twitter解説■
佐々木勇気>おはようございます。解説の佐々木勇気です。1日宜しくお願いします。戦型予想は甲斐さんは三間飛車でしょう。対する里見さんは最近、居飛車を指していますが今日は振り飛車をする気がします。よって相振り飛車になるのではないでしょうか。4手目に注目です。

(吟)

2013年5月 8日 (水)

現地大盤解説会のお知らせ

日時

5月9日(木)14時30分開場、15時開演(終局まで。長引けば20時まで)

会場

グランドホテルニュー王子2階「白樺の間」(苫小牧市表町4)
※JR苫小牧駅より徒歩5分

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解説者 畠山鎮七段、聞き手 久津知子女流初段

入場無料、定員200人。抽選で扇子ほか記念グッズが当たるお楽しみ抽選会があります

お問い合わせ

北海道新聞社事業センター「女流王位戦」(電話=011-210-5731/9時30~17時30分)

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明日の女流王位戦第2局をお楽しみに。

(吟)

前夜祭(5)

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(中締めは北海道将棋連盟 武谷洋三理事長)

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(中締め後、文記者が畠山鎮七段に戦型予想を聞く)

畠山鎮七段
甲斐さんの振り飛車、里見さんの居飛車と予想します。……自信ないです。

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(続いて文記者は熊倉女流初段へ。悩んで悩んで慎重に答える)

熊倉女流初段
うーん……対抗形でしょうか。甲斐さんの石田流に、里見さんの居飛車。これでいきます。

(吟)

前夜祭(4)

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(明日の意気込みを語る里見女流王位)

北海道は今回で3回目なんですけれども、思っていたより少し肌寒くて。先ほど展望台に登らせていただいたんですが、すばらしい景色で自然のたくさんある、居心地のいい街だなと感じました。そんなところで去年に引き続いて対局できることはすごく幸せだなと感じています。明日はですね、自分自身も楽しみながら、そして大盤解説に来ていただける皆さまにも楽しんでいただければと思います。

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(甲斐女流四段も抱負を述べる)

苫小牧を訪れるのは初めてなんですけれども、外に出て風がすごく冷たくてびっくりしました(笑)。緑ヶ丘公園に連れていってもらったんですが、すごく自然が豊かで、普段都会ではあまり海や山を見る機会は少ないですし、本当に広大な森林が目の前に広がっていまして、すごく開放された、のびのびとした気持ちになりました。
里見女流王位とは2度目の対戦になるわけですが、昨年のシリーズがついこの間のことのように感じていまして、もう一年たったのかな、という感じでいます。そのときはまた里見さんと戦いたいなと思っていたので、また対戦できることをうれしく思っています。今回の五番勝負では、一戦一戦に精一杯戦って、その中から何か自分の糧になるようなものを見つけていければなと思います。

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(書き起こし・文、撮影・吟)

前夜祭(3)

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(登壇した棋士を代表して立会人の畠山鎮七段が挨拶)

皆さまこんばんは。女流王位戦の立ち会いとして参りました。去年は同じカードで、甲斐さんが女流王位として、里見さんが挑戦者として戦ったんですけども、今年は立場を逆にして戦うことになりました。女流棋士は和室で戦うんですね、持ち時間が4時間だから夕方まで。そこで盤面に注目しがちなんですけども、対局姿勢にも注目してほしい。二人は本当に正座を崩さないんですね。男性はタイトル戦でも、感想戦であぐらになったり、対局中でも崩して考えらる方が多いですけど、女性ですと正座で、感想戦でも凛とした対局姿でいます。里見さんは他の場所でも、感想戦でも正座ですし、甲斐さんはNHK杯の記録係をされていた4年間、ずーっと正座で、放映時間が終わってもプロ棋士の感想戦を正座で見ていたのが非常に印象に残ります。
第1局は姫路のほうで行われまして、里見さんが1筋を、甲斐さんは9筋を攻めるというお互いが主張した大熱戦になりました。里見女流王位が勝って1勝0敗になったわけですけども、第1局以上の熱戦がこの地で期待できるのではないかと思います。
それから私事ですけど、実は私大阪から来ているんですけども、タイトルホルダーでも大阪から棋士が来るのは初めてです。実は私生まれてすぐに札幌に来まして札幌で育ってきましたので。非常に今うれしくて。将棋を覚えたのは札幌で、大阪でプロになったんですけども、まさか北海道の地に将棋のイベントで戻って来られるとは思っていませんでした。明日の大盤解説会で久津さんと一緒に盛り上げたいと思っていますので、どうぞたくさんの方がお越しいただくことを願っております。

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(地元の子どもたちに花束を贈呈され微笑む両対局者)

(書き起こし・文、撮影・吟)


前夜祭(2)

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(北海道産北寄貝のグラタン)

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(帆立貝のムース詰ベーコン巻 天使の海老添えバンブランソース)

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(北海道産グリーンアスパラガスのサラダ)

前夜祭で供されたお料理の一部をご紹介致しました。

(吟)

前夜祭(1)

グランドホテルニュー王子「芙蓉」の間で18時30分から前夜祭が開催された。

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(祝辞・祝杯は苫小牧市 菊地一己副市長)

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(吟)

再度対局検分

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(18時15分に再度対局室へ戻った両対局者。照明の確認のためだ)

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(照明は問題なし。両対局者も納得)

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(2度目の検分はすぐに終えられた)

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(検分が終わり「直接、前夜祭会場に行ったほうがいいのかな、部屋(自室)で待っていたほうがいいのかな」と両対局者の会話が聞こえる。関係者が声を掛けると2人は揃って笑顔で振り向いた)

(吟)

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