2021年10月23日 (土)

藤井三冠

藤井三冠

藤井三冠

豊島竜王

豊島竜王

豊島竜王

感想戦

二王門


以上で第34期竜王戦七番勝負第2局の中継を終了いたします。次戦、第3局は10月30、31日(土、日)に福島県いわき市「雨情の宿 新つた」で行われますのでお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

終局直後
(終局直後の様子)

藤井聡太三冠

■勝った藤井聡太三冠へのインタビュー

── 本局を振り返って。
藤井 △7四銀(26手目)~△6五銀と出ていった銀が働くかどうかがポイントだと思っていました。そのあと△7六歩(36手目)~△3四歩と突いて、少し銀が安定する形になったので主張のある形になったかなと。

── 1日目の封じ手の時点は?
藤井 激しい展開で分からなかったのですが、うまく玉頭から攻め込む形にできれば、とは思っていました。ただ、そのあとこちらも竜を作られる形になったので、最後まで際どいところが多いと思っていました。

── どの辺りで勝ちと判断されましたか?
藤井 △5七桂成(64手目)から攻め込んでいって、最後こちらの玉が詰まない形なので、その辺りでいけるかなと思いました。

── 開幕2連勝になりました。第3局に向けての意気込みを。
藤井 第3局がすぐにありますので、あまりスコアは意識せず、いい状態で臨めればと思います。

豊島将之竜王

■敗れた豊島将之竜王へのインタビュー

── 本局を振り返って。
豊島 ▲7五歩(31手目)に△7四歩と突き返されて長考しているようでは、よくなかったと思います。もう少し前に考えないといけませんでした。そのあと端を取り込んだのですが、逆用される形なので結構厳しいと思っていました。

── ▲6六角(19手目)~▲7五角の順について。
豊島 後手の飛車を安定させない狙いで、やってみたい順ではあったのですが、結果的にかなりまずい将棋になったので、準備不足だったと思います。

── 1日目の封じ手の時点は?
豊島 攻め込まれて結構きついのかなと思っていました。△7三桂(46手目)の局面でうまく頑張る順があればと思ったのですが。

── 連敗スタートになりました。次戦に向けて。
豊島 本局は一方的な内容になってしまったので、まずは内容をよくできるようにしたいと思います。

Ryuou202110220101_70七番勝負第2局は、藤井聡三冠の勝ちとなりました。終局時刻は17時10分。消費時間は▲豊島7時間32分、△藤井聡6時間52分(持ち時間各8時間)。第3局は10月30・31日(土・日)、福島県いわき市「雨情の宿 新つた」で行われます。

△7七歩成

16時23分、藤井三冠は11分の考慮で△7七歩成を指しました。控室では「決めにいった」と言われており、先述の通り、▲7七同金なら△5七桂成で先手玉を寄せきれそうです。豊島竜王は残り1時間を切りました。

淡路九段
(立会人の淡路九段は、和服に着替え直して控室に戻った)

△9九成桂

時刻は15時30分を回りました。図の60手目△9九成桂はソッポの動きですが、後手は銀1枚を補充したことで、次に△5七桂成の寄せを狙っています。

例えば△9九成桂に▲8三とだと、以下△7七歩成▲同金△5七桂成▲同角△同飛成▲同玉△5六香▲4六玉△3五銀▲4五玉△7七角成(変化図)で先手玉は逃げ場がなくなります。

いよいよ局面は終盤戦。残り時間は▲豊島竜王1時間51分、△藤井三冠1時間30分です。

変化図

藤井三冠

宸殿
(対局室の宸殿)

岩
(宸殿内部の庭にある「ハートを抱いたイルカ」に見える岩)