カテゴリ「*第32期竜王戦挑決第3局」の記事 Feed

2019年9月 5日 (木)

第32期竜王戦七番勝負の日程は以下の通りです。

第1局 10月11、12日(金、土) 東京都渋谷区桜丘町26-1「セルリアンタワー能楽堂」

第2局 10月23、24日(水、木) 京都府京都市右京区御室大内33「仁和寺」

第3局 11月9・10日(土、日) 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1「神戸ポートピアホテル」

第4局 11月21、22日(木、金) 山梨県甲府市湯村2丁目5-21「常磐ホテル」

第5局 12月6、7日(金、土) 島根県鹿足郡津和野町後田ロ66「藩校 養老館」

第6局 12月12、13日(木、金) 鹿児島県指宿市東方12126-12「指宿白水館」

第7局 12月18、19日 (水、木) 山形県天童市鎌田本町1丁目1-30「ほほえみの宿 滝の湯」

以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。七番勝負は10月11日に開幕です。お楽しみに。

Photo_52(豊島名人は猛追を振りきって挑戦権獲得)

Photo_53(木村九段は惜敗で挑戦権獲得はならず)Photo_55

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Photo_54(感想戦の模様)Photo_57(多くの報道陣が見守る)

終局後、まずはインタビューが行われました。

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Photo_59(初の竜王戦七番勝負登場を決めた豊島名人)

――竜王戦初挑戦おめでとうございます。いまの心境はいかがでしょうか。
豊島 なかなか竜王戦は勝ち上がれずにいましたが、挑戦できて嬉しいです。
――今回の三番勝負を振り返っていかがですか。
豊島 第2局は逆転されてしまいましたが、全体として力は出せたと思います。
――本局は一進一退だったと思いますが、手ごたえはどのあたりでつかみましたか。
豊島 最後に質駒の銀を取ることができたところでしょうか(107手目▲9七桂)。玉形が不安定なので、ずっと難しいと思っていました。
――竜王戦第1局は約1ヵ月後ですが、どのような準備をされるつもりでしょうか。
豊島 タイトル戦が続いて課題もいろいろと見えてきましたが、まずは体調を整えて臨みたいです。――ありがとうございました。

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――木村九段、お疲れ様でした。本局を振り返っていかがですか。
木村 攻めが暴発気味でした。具体的には角を打ち込んだところですね(78手目△8七角)。もう少し丁寧に進めなければいけませんでした。力が足りなかったと思います。

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図の局面で木村九段が投了しました。終局時刻は21時56分。消費時間は、▲豊島4時間40分、△木村4時間49分。
挑戦者決定三番勝負を2勝1敗で豊島名人が制し、竜王戦の挑戦権を初めて獲得しました。第1局は10月11、12日に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われます。

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△8八竜に対し、この▲5七玉が危ないようでも正確な受けと見られています。以下△2四歩には▲2二銀△2三玉▲5五馬(△同銀は▲3三桂成以下の詰み)が決め手。しかし変化の余地もなく、今度こそはっきりしたようです。

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時刻は20時50分、直前の豊島名人の▲4五桂に、木村九段が△4四銀とかわしたところです。これには▲9七桂が詰めろ竜取りでぴったりに思えますが、対して△6八銀の勝負手が繰り出されました。

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以下▲6八同玉に△8八竜と追及してどうなっているのか。「怪しいよ、これは。逆転の気配がするね」と鈴木九段。検討も再び盛り上がりをみせており、勝負はわからなくなってきているようです。

Photo_48(控室にはいったん退室した青野九段の姿も)

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豊島名人は29分使って▲2四桂と打ちました。以下△9七銀不成に▲3二金と打って後手玉を端に追い詰め、寄せに入っています。いよいよ終局が近そうです。

20190905f_3図は木村九段が△4一香と打って▲4三歩成を受けたところ。「これには▲2四桂(参考図)が厳しいでしょう」と、控室の鈴木九段は指摘します。

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以下(1)△2四同歩は▲同歩△同銀▲2三歩などで、(2)△9七銀不成は▲3二金△1三玉▲6四馬で、手厚く寄せきれると見られています。

20190905e_3豊島名人は4五歩を拠点に駒を打ち込み、後手玉にシンプルに迫っていきます。控室にはさらに鈴木大介九段、宮田敦史七段が来訪して後手の粘る手段を模索していますが、▲2四桂や▲5五馬の切り札もあって厳しい情勢のようです。

Photo_45 (左=宮田敦史七段、右=鈴木大介九段)

Photo_46(松尾八段、中村真女流三段と継ぎ盤を囲む)Photo_47 (木村九段は劣勢を打開できるか)