カテゴリ「第32期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2019年11月10日 (日)

_991時間以上考えての着手で、豊島名人は残り1時間を切りました。16時台、この長考中に現地大盤解説会では出演者が変わり、現在は井上九段と脇田女流1級が担当中。

Img_8745_k1630a (井上九段。常務理事になる前から、地元兵庫県では将棋ファンに寄り添う普及活動で人気が高い)

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Img_8756_k1630c (2階席最前列のあたりから)

Img_6708_be05 (検分前に記念撮影が行われた「ポーアイしおさい公園」。ポートアイランド西海岸沿いの緑地公園となっている)

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Img_6703_be01 (「神戸の魅力は人である」という思いを集約した「BE KOBE」モニュメント)

Img_6830_be02 (師弟をパシャリ。「地元宮崎を思い出します」と、都成五段はのどかな雰囲気に好印象だった)

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_98控室では驚きの声が上がりました。攻め合いの手ですが、▲7一飛~▲7三飛成が間に合うと指せなくなるため、谷川九段からは「絶妙のタイミング」との見解が示されています。変化はいくつかありますが、例えば▲7六同銀右には△3六角と出る味がよいようです。豊島名人は30分以上の熟考に沈んでいます。

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Img_8721_h1610b (都成五段からも「先手がシビれた気がします」)

Img_8702_k1530b (15時30分頃、西川和六段が解説中。神戸市出身の棋士だ)

Img_8703_k1530c (相方の都成五段とともに、スクリーンに映し出した棋譜再生ソフトで変化手順を並べている)

Img_8690_k1530a (観客もさらに人数が増えた。事前申込制だが、500人ほどになるという)

Img_6161 (三宮から北方向、緩やかな坂。夕暮れ時になると山に電飾が)

Img_6171 (六甲山麓に近づいていく。伝統的建造物群保存地区の北野町山本通が見えてきた)

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_91先手は角損で、5四桂も取られそうですが、代わりに91手目▲4三飛成で後手陣に食いつきました。継ぎ盤では「ギリギリです。後手も入玉含みだからなぁ」の声。

Img_8295_z_toyo (いよいよ本格的な終盤戦に。豊島名人はこの攻めをつなぎきれるか)

15時、両対局者におやつが運ばれました。注文は、広瀬竜王が「チーズケーキ」と「ホットレモンティー」、豊島名人が「チーズケーキ」と「グレープフルーツジュース」。

Img_8670_oyatu01 (両対局者が注文した「チーズケーキ」)

Img_8675_oyatu02 (広瀬竜王の注文)

Img_8681_oyatu03 (豊島名人の注文)

Img_8663_kisi_ino_2 (前夜祭では日本将棋連盟常務理事として登壇した井上九段。いまは継ぎ盤と真剣に向き合っている)

Img_8653_kisi_nisi_2 (昼になって来訪した西川和宏六段は、「難解な局面ですよね」と継ぎ盤の面々に声を掛ける)

Img_8656_h1400_2 (その継ぎ盤では、師弟コンビが検討を続けていた)

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漫画『将棋めし』の作者である松本渚さんが控室に来訪しました。広瀬竜王は、この作品の棋譜監修担当です。現在『将棋めし』は月刊フラッパーで連載中であり、最新号では今期竜王戦七番勝負第4局の対局場である「常磐ホテル」が舞台になっています。

【松本渚@将棋めし|Twitter】
https://twitter.com/matsumon23

【月刊コミックフラッパー】
https://comic-flapper.com/

【将棋めし|ComicWalker】
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF01000035010000_68/

Img_8644_mesi02 (『将棋めし』最新5巻の表紙)