カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第4局」の記事 Feed

2013年11月23日 (土)
2013年11月22日 (金)

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(10年ぶりの竜王復位まであと1勝とした森内俊之名人)

森内俊之名人インタビューより

「△6七金と打った局面で自玉が一手余していると思いました。△4四馬は試してみましたが、うまくいったかは微妙です。定跡通りにやる手もありましたが、行きがかり上、仕方がないかなと。(3勝目を挙げましたが、の問いに)今まで通り頑張ります」

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(敗れた渡辺明竜王)

渡辺明竜王インタビューより

「駒損の攻めだったので、自信はなかったです。△4四馬に対する対応を間違えたように思います。(3敗となりましたが、の問いに)諦めないで、頑張ります」

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(感想戦が始まった)

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第26期竜王戦七番勝負第4局は、144手までで森内名人の勝ちとなりました。終局時刻は19時3分。消費時間は▲渡辺7時間51分、△森内7時間54分(持ち時間各8時間)。これで対戦成績は3勝1敗となり、竜王奪取まであと1勝としました。

第5局は11月28日(木)、29日(金)に富山県黒部市「宇奈月温泉 延楽」で行われます。

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18時10分頃、局面は▲3三銀不成と桂馬を取ったところです。控え室の大石直嗣六段は「後手が残してそうですが、△6七歩成~△7八ととしてもまだ詰みません。△3三同銀▲同桂成△6七歩成の局面で何かあるかもしれません」と話していました。

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(先ほど、ニコニコ生放送に小林健二九段が生出演した)

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(ニコニコ生放送の画面を見ながら、解説の羽生善治三冠と会話する)

17時50分頃、渡辺竜王は▲1二竜と王手をかけました。

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この手では、▲6四歩(参考1図)も検討されていました。

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△6四同馬▲1二竜△2二銀▲2一銀△4三玉▲2二竜△6七歩成▲同金△6六歩▲3三桂成△同銀▲3二銀不成△5四玉▲5五香△同金▲3三竜△6七歩成▲4三銀打△6三玉▲5二銀不成△同玉(参考2図)が公開検討会での検討手順。

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参考2図は後手玉に詰みなし、とのことです。本譜の▲1二竜が優ると見られています。両者とも残り時間は1時間を切っています。特に渡辺竜王の残り時間は20分ほどです。