カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2013年10月18日 (金)

Dsc_0759森内名人
 「今朝は先手番にもかかわらず千日手になりそうで、失敗したと思いました。 駒得があるので途中は少しいいのかなと思っていました。いつの間にか混戦になって最後は負けたかなと思いました。 最後の最後、自分の玉が寄らなくなっていけるかなと」

Dsc_0776 渡辺竜王
「千日手を打開してから駒損になった。最後だけ一瞬なにかあるかと思いましたが分からなかったです。駒損してから全体的にチャンスは少ないと思いました」

Dsc_0766

Ryuou201310170101_143

渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦する第26期竜王戦七番勝負第1局は19時20分、143手で森内名人の勝ちとなりました。消費時間は▲森内7時間58分、△渡辺7時間59分。
第2局は10月28・29日(月・火)に北海道富良野市「新富良野プリンスホテル」で行われます。

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後手玉の上部もかなり厚くなってきた。あとは入れるかどうか。鈴木八段は継ぎ盤の点数を数え始めている。入玉を視野に、互いの残り時間は5分を切っている。▲8三歩成に時間を使った渡辺竜王、1分将棋になった。

Dsc_0754 (時刻は19時を回った)

Dsc_0752△7三桂と渡辺竜王が打った局面。後手が猛追している。森内名人は残りが10分を切っている。渡辺竜王の残りは15分。
真田七段は「これはかなり怪しいですよ」とモニターを見る。藤井九段、鈴木八段も「これはいよいよ怪しいですよ」と口を揃える。

119手目棋譜コメントより
「△7三桂は大丈夫なの?」と青野九段。▲7四玉には△6三銀がある。△6三銀まで進めて継ぎ盤の藤井九段と鈴木大八段が慌てる。△6三銀に(1)▲8三玉は△8一飛と王手馬取り、(2)▲7五玉も△7四飛が王手金取りなので、(3)▲6三同馬△同歩▲9二飛から寄せに出るとみられる。これらの変化を踏まえて、ここで△3七馬と桂を取りながら馬を利かしておくのも有力だ。