△9六歩と渡辺竜王がたたいた局面。▲同玉は△9五歩と再度たたかれる手が気持ちが悪い。△9六歩は▲同金と取るのが手堅く、後手は攻めを継続するのが難しいと検討陣は見ている。森内名人が優勢から勝勢へ。リードを広げている。
カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第1局」の記事
2013年10月18日 (金)
森内名人優勢
ギリギリの受け
▲7六金打と森内名人が受けた局面。「この瞬間は怖い。△4九角という筋がつきまとっています。怖いだけで先手は駒得しているので余しているということもありますけどね。誰でも選べる手順ではないですよ。後手は7三と8六の角、△9七歩成から桂と香も手に入ります。△9七歩成は▲同香△同香成▲同桂なんでしょうね。桂は渡しにくい。△8六銀▲同金に△7五桂がありますから」と真田七段。
「調べてみると先手の駒得がやはり大きいですね。▲7六金打に△8六銀▲同金△4四歩と手を戻しましたね。ここで手を戻すのでは……という気もします。ただ先手から▲4三歩成が入ると飛車を渡せなくなってしまいます。とはいえ先手玉は不安定で楽な展開とは言えません」と千葉六段。
先手 ペースをつかむ
大盤解説会場へ
明日はイベント開催
竜王戦に訪れたプロ棋士などを交えた様々な子ども達を中心とした将棋イベントが開催される。奮ってご参加ください。
- 日程
10月19日(土)10時~15時(12時~13時は休憩)
場所
いちいのホール3階 〒270-0226 野田市東宝珠花237-1/TEL:04-7198-1111 (東武野田線「川間」駅より朝日バス「関宿はやま工業団地行き」他で約15分、「関宿支所入口」より徒歩2分)
- 入場
無料(当日受付)
- 出演棋士
青野照市九段、田中寅彦九段、千葉幸生六段、伊藤真吾四段、鈴木環那女流二段、北尾まどか女流二段
- 内容
(1)プロ棋士による対局と大盤解説/午前・午後の2回予定
(2)プロ棋士による指導対局(級位認定)/ 午前・午後の2回予定
(3)どうぶつ将棋の紹介と対局
(4)将棋盤太刀盛り実演/11時~、14時~の2回/実演 吉田寅義氏
(5)駒つくり実演・高級駒展示)/実演 駒師蛍雪(中澤貞夫氏)