カテゴリ「第25期竜王戦七番勝負第2局」の記事 Feed

2012年11月 1日 (木)

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(感想戦終了後、大盤解説会場へ)

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「互いに手が難しい場面でした。▲9五歩と突いたのは大きく、詰む詰まないの局面になったときに金銀3枚は違ってきます」

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「飛車を取り合った局面で昼食休憩に入ったのですが、ここは寄せ損なわなければ勝てるかなと思っていました」

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渡辺明竜王
「封じ手のところは難しいと思っていました。今回は辛抱して受けにまわる展開かなと。▲7四歩(57手目)と突いた手が思ったより厳しかったので、そのあたりで良くなったかと思いました。△1四歩、▲1六歩(38、39手目)と端を突き合ったあたりに、どちらも時間を使いました。そこが難しいところでしたね」

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丸山忠久九段
「△7五歩▲同歩△8六歩(44~46手目)の組み合わせが、ちょっと問題だったのかもしれません。作戦的には、▲9五歩(43手目)と端を詰められたところでよくわからなくなりました」

_73図の局面で丸山九段が投了しました。これで七番勝負のスコアは渡辺竜王の2-0に。急所と言われた第2局を渡辺竜王が制し、防衛へ向け一歩前進しました。
終局は11月1日14時30分、消費時間は▲渡辺4時間43分、△丸山7時間12分。

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図の△6六歩には、「1回▲8七玉と上がりたいです。9筋の位が生きましたよとね」(富岡英作八段)
先手からは▲3一金や▲3四桂など厳しい攻めがあり、後手の挽回は難しいようです。

ニコニコ生放送の羽生三冠は、「▲3一金△2二玉▲2一金△1三玉に、平凡に▲2二銀△同金▲同金といく手がありそうですか」。
以下△同玉は▲3四桂で詰み。先手玉は△6七歩成に▲8七玉と逃げれば詰みません。

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ニコニコ生放送でのライブストリーミング解説は、以下のスケジュールで行われます。
【2日目】11月1日(木)
解説時間:13時~終局まで 解説:羽生善治三冠 聞き手:藤田綾女流初段
http://live.nicovideo.jp/watch/lv108028151

解説の内容は日本将棋連盟モバイルtwitterでも配信いたします。
https://twitter.com/#!/shogi_mobile