感想戦終了と本局の棋譜
(感想戦は20時30分過ぎに終わった)
(本局の棋譜です)
本日も観戦ありがとうございました。
第3局は11月10・11日に京都府京都市の「東本願寺 渉成園」で行われます。
(銀杏)
(感想戦は20時30分過ぎに終わった)
(本局の棋譜です)
本日も観戦ありがとうございました。
第3局は11月10・11日に京都府京都市の「東本願寺 渉成園」で行われます。
(銀杏)
第22期竜王戦第2局はNHKBSによる中継も行われます。
20時50分現在、速報が行われています。
解説は塚田泰明九段、聞き手は中倉彰子女流初段、司会は後藤理アナウンサーです。
※速報 10月29日 20時50分~21時
(リハーサルの様子。左から後藤アナウンサー、中倉女流初段、塚田九段)
【飯塚祐紀七段】
私が本局で印象に残った手は71手目▲1八飛です。角を切った直後だけに、落ち着き払った飛車の動きが目をひきました。基本手筋なのですが、同時中継で観戦していると意外感がありました。ここでは▲3五香△同銀▲同銀△2二玉▲2四歩かな、と見ていてこの変化も難しいと思うのですが、竜を確実に作る手の価値を高く見たわけです。△2二金▲1四歩△2五桂▲1三歩成△同歩▲同飛成があるので、
1筋は必ず破れます。この周辺の形勢判断については後手の中央の厚みをどう評価するかで変わってくるのですが、あとから思えば優れた判断だったと思います。結果は何より雄弁です。細かい攻めをつなぐ技術はさすが竜王ですね。竜は最後まで1八から動きませんでしたが、攻めの主軸であったことは間違いありません。
【佐藤天彦五段】
私は83手目で▲7五歩と打ったのが印象に残りました。矢倉戦ではB面攻撃は常に視野に入れるべきですが、このタイミングでは気が付かなかった。△8四飛の局面で▲74香は誰でも見えますが、▲7五歩を打つところからしっかり読むのは大変。部分的に非常に珍しい筋で、仮に見えたとしても無意識に却下してしまいそうな順だからです。ここは右辺に目が行きがちなところで、僕は▲3四歩から激しい変化を考えていました。こちらも際どかったはずです。ただ、本譜は自陣の囲いを崩さず、実戦的な勝ちやすさを重視する渡辺竜王好みの展開。渡辺竜王も確かな自信があって打ったわけではなかったかもしれませんし、その後も難解でしたが、らしさが出た指し回しだったと思います。
【吉田正和四段】
序盤は珍しい出だしから脇システムに誘導して、新手も指した森内九段のペースになったと思っていました。
しかし、57手目▲1三歩は気付きにくい手で、これからは渡辺竜王が大きな駒損で形勢は難解とはいえ、一方的に攻める将棋になったのが勝因だと思います。
(銀杏)
【渡辺明竜王】
「ずっと攻めが細かったので、最後まで分かりませんでした。ずっと入玉を心配していたのですが、▲3五金(135手目)と縛って入玉が無くなったので、勝ちになったかなと思いました。作戦的には…1日目に▲7五歩(53手目)と突いていく順は想定していませんでした。定跡から外れて、どうなっているのかちょっと分からなかったです。次も変わらず頑張りたいと思います。」
【森内俊之九段】
「1筋から、すんなりと飛車を成られてしまったので…少しでも攻めが重くなってくれればチャンスがあるかと思ったのですが。なかなか、こちらから攻める展開にならなかったですね。△7三角(52手目)は一回指してみたかった手ですが、その後の端攻めがかなり強烈だったですね。連敗となりましたが、気を取り直して頑張りたいです。」
(烏)

(矢倉戦を制し、2連勝とした渡辺明竜王(写真上)。敗れた森内俊之九段は受け一方の展開を強いられた)
(銀杏)
(141手目▲4四銀を見て、森内九段が投了した。渡辺竜王が2連勝となった)
(銀杏)
渡辺明竜王に森内俊之九段が挑戦する第22期竜王戦第2局は渡辺竜王の勝ちとなりました。消費時間は渡辺7時間53分、森内7時間57分。この結果、七番勝負は渡辺竜王の2勝0敗となりました。
第3局は11月10・11日に京都府京都市の「東本願寺 渉成園」で行われます。
立会人は谷川浩司九段、解説は山崎隆之七段です。
(銀杏)
(投了時の盤面)
森内九段は上部へ玉を逃がそうとしましたが、渡辺竜王の寄せは的確。135手目▲3五金まで進み、左右挟撃の形となりました。控え室では終局近しの雰囲気です。
(銀杏)
図は126手目△2二金まで。森内九段は徹底抗戦の構えです。駒の損得は金と桂香の2枚換え。いつの間にか、渡辺竜王の駒得となっています。渡辺竜王は考慮中に残り10分となりました。森内九段は残り18分です。
(銀杏)
図は111手目▲7二金の局面。105手目▲2四歩から左右の攻撃を仕掛けた結果、渡辺竜王は後手の飛車を捕獲しました。渡辺竜王は遊び駒がなく理想的にさばけています。森内九段が受ける展開が続き、反撃に移れません。
(銀杏)
先手は▲7四金と出て行って、飛車を目標にしながら攻めるのが有力です。後手はそれをどう防ぐか。△7一銀と引いていなしに行くのでしょうか。△1六歩と垂らされる暇を与えたくないので、先手もそんなにゆっくりはできないです。▲6一角の攻撃力が高いので、それを起点に攻めをつなげられるかどうか。逆に、後手はなんとかこの角を追うか、ぼける展開にしたいところです。現局面は先手が攻めているので調子良く見えますが、駒損も大きい。まだまだ大変だと思います。
(佐藤天五段も先手良しと見ているがまだまだ難しいところはあるようだ)
(銀杏)
図は102手目△8二飛の局面。渡辺竜王の攻め、森内九段の受けの展開が続いています。「(前と比べて)先手がさらに良くなったと思います」と吉田四段。後手が逆転を見出すには「入玉まで行かなくても、3六のと金を生かして手厚くなかなか寄らないようになればわからなくなります」とのことです。飯塚七段も「 先手好調です。後手は駒が多いのですが狙われている駒も多いです。後手は上部脱出で粘るのでしょう。先手は飛車を攻めるのが早いかもしれません」と解説。
(銀杏)
95手目▲2六歩の局面で、飯塚七段に見解をうかがいました。「と金をまともに▲3七桂で払われてはたまりませんから、△3六と▲2五歩△同銀となりますが、そこで▲7四歩の歩の補充が利くのが大きいです。形勢は55対45で先手良しと思います。実際、先手は駒損ですからね。微差だと思います。」と飯塚七段。
(飯塚七段の形勢判断。先手がリードしているという見解だ)
(銀杏)
第22期竜王戦第2局は各地で大盤解説が行われます。
○現地「ホテルニューオータニ高岡」
【日時】 10月29日 9時~随時
【会場】 「ホテルニューオータニ高岡」4階 鳳凰
【解説者】郷田真隆九段、橋本崇載七段 他
【入場料】1,000円(2日通し1,500円)
【備考】 「次の一手クイズ」では正解者に竜王戦記念扇子など贈呈致します
【問合せ】読売新聞北陸支社竜王係 0766-26-6825
○東京・将棋会館
【日時】 10月29日 16時30分開場、17時開始
【会場】 東京・将棋会館2階研修室
【解説者】木村一基八段 鈴木環那女流初段
【入場料】一般2,000円、各種割引あり
【備考】 全席自由・70席
※ 次の一手終了後の入場は500円割引。当日の道場の手合カード提示で500円割引(割引サービスの併用は出来ません)
【問合せ】〒151-8516 渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
日本将棋連盟道場 TEL03-3408-6167(道場直通)
○関西将棋会館
【日時】 10月29日 17時~
【解説者】山崎隆之七段
【入場料】一般1,200円(各種割引あり)
(15時30分ごろの大盤解説会場。満員となっている)
(銀杏)
図は92手目△7三歩まで。1筋を中心にした攻防が続いていましたが、渡辺竜王が83手目▲7五歩~▲7四香と左辺から攻めたことで戦場が広がりました。森内九段は△7三歩と打って香を除去しようとしています。無条件で香を取れれば後手の銀得となります。
ただし、現状は先手持ちの意見が多いです。先手が駒損ながら、駒の効率や玉形の差が大きいようです。
(銀杏)
83手目▲7五歩は歩切れになるので全く検討されていませんでした。△8四飛に85手目▲7四香は有力と見られていました。△6四角▲7二香成の時に銀の逃げ場所が難しいです。どこかで▲6五歩と角を追ったり▲3七桂で駒補充する手もあり、先手が指せるのではないかと見られています。
(銀杏)
(富山県出身の村田顕弘四段が控え室を訪れた。明日には対局があるという。竜王戦では昇級決定戦を勝ち上がり、5組昇級を決めた)
先手の竜対後手の中央の厚みという図式です。△3七歩成が▲3五香を消しつつ△4七との催促を見せて味のいい手です。普通の手は▲2六歩ですが△4七と▲2五歩△4六角▲2四歩△6九銀(参考1図)が△7八銀成▲同玉△7七飛成以下の詰めろで後手勝ちです。この一直線のたたき合いは△5六歩が目一杯好手になった感じがします。
戻りますが、77手目▲2三とが意外な感じを受けました。▲3五香はどうだったのでしょうか?このあたりは感想戦で出るでしょうから対局者のコメントを聞いてみたいところです。
現局面では森内九段の受けが成功しつつあるように思います。ですが、攻めているのが渡辺竜王ですからね。午後開始早々の竜王の攻めに注目です。
13時30分になり、対局が再開されました。森内九段は少し考えて△3七歩成を着手しました。控え室でも予想されていた手です。
(銀杏)
図の81手目▲1二飛成で森内九段が6分使って昼食休憩に入りました。消費時間は渡辺5時間27分、森内5時間21分。対局は13時30分に再開されます。
(銀杏)
55手目1四歩から1筋を中心にした攻防が続いています。55手目▲1四歩から図の79手目▲2四歩までの24手のうち15手が1筋の指し手です。現在、▲2四歩の局面。△同銀に▲1二飛成は妥当なところで、渡辺竜王は飛車の成り込みに成功しました。ただし、図の▲2四歩では▲3五香も有力だったようです。▲2四歩以下は△同銀▲1二飛成に△3七歩成からと金を攻めに使う手順が検討されています。
(銀杏)
森内九段は71手目▲1八飛に△2二玉とし、以下▲1四歩△2五桂▲1三歩成△3一玉と進みました。手順を見て分かるように、森内九段は玉を右辺(3筋方面)に逃がしました。
(銀杏)
71手目▲1八飛での佐藤天五段のコメントです
「65手目は▲1三角成も有力でしたが、▲1一歩成の方を選択しました。本譜の先手の指し方は後手玉が狭いため攻め合いになりづらいです。細いですが、自分だけ攻める展開にしたいということでしょう。この▲1三角成の筋は62手目のような形(△3三銀△2二玉型)で出てくることが多いですが、本局は先に1一に玉が落ちています。これが▲1一歩成と成り捨てた効果で、玉が右辺に逃げていく場合に先手が得する意味がある。ただ、後手も△3四銀と立っているので3三からの脱出ルートが開けています。
そういう意味で、現局面ではまず(1)△2二玉が考えられます。以下▲1四歩△2五桂▲1三歩成△3三玉(参考1図)▲2三とが一例。 △同金には▲1二飛成(▲3五歩)、 △同銀には▲3五香で攻めが繋がると見ているのでしょう。
ほかに(2)△2二金もあるかもしれません。1一で頑張って成り捨てを咎める意図です。以下単に▲3五香と打つか、▲1四歩△2五桂▲1三歩成△同歩▲同飛成△1二歩(参考2図)にどこかに竜を引く順が有力です。後手はここで間違えて攻めを繋がれてしまうと劣勢に陥ってしまうので、どういう方針で行くか非常に難しい。受けが駄目なら攻め合いも考えなければいけません。いずれにせよ、ここは長考になりそうです。
(銀杏)
渡辺竜王は長考の末に▲1一歩成と歩を成り捨てました。控え室では意外そうな声が上がりました。森内九段はすぐに△同玉と取ります。▲1三角成△同桂▲1四飛に△1二歩と受けられます。
(銀杏)
「△3四銀は▲1三角成△同桂▲1四飛の後に3五に歩や香を打たれるのが厳しいので指しにくいと見られてました。先手は▲1一歩成△同玉▲1三角成か、単に▲1三角成の2つが有力です。
(吉田四段は先手が指せると見ています)
(銀杏)
森内九段は1時間6分の長考で△3四銀と角取りに出ました。玉が3三に逃げる含みもあります。「これは最強の手ですね。おそらく、前日のうちに考えていたでしょう。△3四銀には▲1三角成といくのは間違いないでしょう」と橋本七段。橋本七段は▲1八飛△5六歩▲1二歩△3四銀▲1三角成△同桂▲1四飛△6九角▲3五歩△4七角成▲1三飛成△3一玉▲3四歩△4六角(参考図)の変化を調べています。
(銀杏)
10時になり、2日目午前のおやつが出されました。
渡辺竜王がアイスコーヒー。森内九段の注文はありませんでした。
(渡辺竜王の午前のおやつはアイスコーヒー。森内九段は1日目に続いて午前のおやつは注文しなかった)
(銀杏)
図の63手目▲1二歩に森内九段が45分以上考えています。
その間に、自宅解説棋士が検討を続けています。
飯塚七段「△1二同玉以下、▲1三角成△同桂▲1四飛△2二金▲3五香△6九角▲3三香成△同金右▲3四歩△4三金▲3三銀△1一香といった展開で考えていました。しかし、今見ると後手も怖い感じがします」
佐藤天五段「途中はわかりませんが、その変化は最後、▲1三飛成△同金▲2四桂(参考1図)で寄っていませんか?」
飯塚七段「すみません。△1二同玉は先手持ちに修正します(笑)」
佐藤天五段「▲1二歩で、指しにくいかもしれませんが△5七歩成はありそうです。▲同銀なら△3七歩成▲1三角成△同桂▲1四飛△2五桂▲1一歩成△2四銀▲1二飛成△3三玉(参考2図)…こうなれば後手もやれるのでしょうか。途中、△3七歩成に▲1一歩成から強攻する変化もあります」
佐藤天五段「△5七歩成に▲同金は、△7六歩▲同銀△同飛▲1一歩成△同玉▲1五歩△同歩▲1三角成△同桂▲7七香(参考3図)。無理筋っぽいですが、この変化は後手も嫌かもしれません。△5七歩成自体は、自分から拠点を消すことになるので味は良くないです」(佐藤天五段)
(銀杏)
1日目の指し手が再現され、封じ手が開封されました。
封じ手は▲1二歩。郷田九段や飯塚七段、佐藤天五段が言及していた手です。
(銀杏)
昨晩の封じ手予想の集計は以下の通りです。25名の方に投票がいただきました。
あと15分ほど後に封じ手が開封されます。
▲1三角成…7票
▲7六銀…6票
▲1二歩…5票
▲5五歩…3票
▲5六金…2票
▲7六歩…2票
▲9八香…2票
▲1六飛…1票
▲3四歩…1票
▲5八飛…1票
(銀杏)
【飯塚祐紀七段】
指してみたいのは▲1二歩ですが、強く△同玉のときに攻めきれないような気がします。
攻めに厚みを加える意味で▲5六金を予想手として挙げます。△7六歩が気になりますが、もともと攻めがむずかしい局面なのだと思います。▲5六金以下は捻り合いになりそうです。
先手は右桂を活用出来ず、また銀も5段目まで出て行けないので、調子が良いようでも簡単には攻め切れません。
【佐藤天彦五段】
まず有力なのは▲1二歩。直接の狙いは▲1三角成~▲1四飛ですが、何かの時に▲1一歩成で玉を下段に落とす手が生じます。
単に▲1三角成として、△同桂▲1四飛△1二歩は先手の継続の攻めが難しい。以下▲1八飛△3一玉▲1四歩△2五桂▲1三歩成△同歩▲同飛成△2二銀が一例。これも難しそうですし、途中▲1八飛と引いた時になんとなく良い予感がしないです。
▲5六金△7六歩▲6八銀はこの場合はあるかもしれません。普通は△7六歩の超大型拠点を0手で打たれるので有り得ない指し方ですが、
・歩が入る
・次の▲6五金が大きな手
・先手中央の厚みに対し、後手の△6二銀が出遅れている
とメリットもあります。ただ、「こんなところに歩を打たせる人はいなかったよ」と感想戦でぼやく羽目になる可能性も高く、やっぱりやりづらい。という訳で、最有力は▲1二歩だと思います。たぶん皆の第一感です。違ったらすみません。
【吉田正和四段】
▲7六銀だと思います。
▲1八飛と△5六歩の2手は先手が得していると見ています。
(烏)
【郷田九段の話】
「序盤で駆け引きがありましたが、結局相矢倉になりました。昼食休憩のころは前例のない将棋になると思っていましたが、いわゆる「脇システム」の形に進みました。渡辺竜王が(43手目)▲3五歩と仕掛けてから(52手目)△7三角が新しい手で、この成否が勝負を分けるでしょう。渡辺竜王が1筋を攻めたのはいい手だと感じました。形勢は不明ながら、ペースは先手と思います。封じ手は手が狭いところです。▲1二歩で勝てれば一番いい。封じ手の局面から数手が勝負どころで、十数手で形勢が決まってきそうです。形勢のバランスが保てる将棋だとは思えない、差がつくと一方的になるかもしれません。明日は午前中の戦いに注目して見てほしいですね」
【橋本七段の話】
「1日目ですがかなり手が進みました。互いに思惑や心理の駆け引きがありました。森内九段の△4四歩~(14手目)△8四歩~△8五歩と大乱戦辞さずの指し方。事前に練りに練った作戦だと思います。渡辺竜王はノーマークだったのではないかと思います。序盤は後手としてはうまくいったのではないか。▲4六角とぶつけてから前例ある将棋。△7三角がどうか。個人的な評価はあまり良くないですが…。明日の指し方で△7三角の真価が問われるでしょう。(55手目)▲1四歩~▲1三歩は俊敏な攻めで感心しました。渡辺竜王が▲1三角成の切り札をどこで出すかになりました。ただし、明日一気に攻めつぶせるということはないでしょう。対する、森内九段の強さはうまさにある。バランスが悪くてもきちんとまとめてきます。本局はどうなるか。1日目から見どころの多い将棋で、明日も楽しみです。(62手目)△5六歩が封じ手の局面ですが▲1二歩は渡辺流ではないだろうから…。大胆に▲1三角成を予想します」
(銀杏)
第1局に続いて本局も当ブログで皆さんの封じ手予想を募集します。
このエントリーのコメント欄より、予想した次の一手を投稿してください。
集計結果を当ブログで発表いたします。
(なおご応募いただいても賞品はございませんのでご了承ください)
集計はこのエントリーにコメントいただいたもの、明日午前7時までに投稿いただいたものを対象とさせていただきます。
皆さん、渡辺竜王になったつもりで考えてみてください。
図の62手目△5六歩の局面で42分考えていた渡辺竜王が封じ手の意思表示をして、1日目が終了しました。1日目の消費時間は渡辺4時間18分、森内3時間11分。対局は29日9時に再開されます。
(銀杏)
「▲1三角成と行くのは単調なのでやりにくいですね。後手としては、いつでもある筋なので神経を使いますが。先手の右辺は動かす駒がないので、行かないなら左辺の駒を動かすのでしょうが…よくわかりません。後手から催促する手がないので、先手は得な手を指したいです」(吉田四段)
(銀杏)
図は55手目▲1四歩まで。角頭に手をつけた渡辺竜王は一転して1筋を狙いました。控え室では先手乗りの見解です。
(銀杏)
図は52手目△7三角まで。「脇システム」に合流してからは実戦例のある進行でしたが、図の△7三角が新手。森内九段が先に新手を出しました。渡辺竜王は熟考しています。
(銀杏)
角が向かい合った後、渡辺竜王は1筋を伸ばしていきます。図の▲1五歩では▲9六歩△1四歩▲6四角△同銀▲2六銀…と進む実戦例が多く、その進行の代表的な将棋に、第15期竜王戦第7局▲阿部隆七段-△羽生善治竜王(肩書は当時)戦があります。
(銀杏)
昼食休憩後、渡辺竜王は▲4六角と角をぶつけました。それに対し、森内九段が△7三銀と上がったことで先後同型の形となりました。脇謙二・八段が得意にしていることから「脇システム」と呼ばれる形です。近年では三浦弘行八段も多用されています。
(銀杏)
図の36手目△2二玉の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は渡辺1時間31分、森内1時間40分。対局は13時30分に再開されます。
(銀杏)
(高岡市と隣の射水市をつなぐ路面電車。万葉の里らしく、「万葉線」と呼ばれている)
(銀杏)
図は29手目▲6六歩の局面。渡辺竜王が21手目に▲7七銀と上がり、乱戦になる変化を回避したことによって局面は穏やかな流れになりました。変則的な矢倉戦です。
(銀杏)
16手目△8五歩から▲6九玉△4三金右と進みました。図の△4三金右を見て「挑発的な手ですね」と橋本七段。△4三金右に▲6八角△4二角▲2四歩と攻められると乱戦になるからです。以下、一例として並べた順は△2四同歩▲同角△8六歩▲同歩△同飛▲4二角成△同玉▲8五歩△同飛▲9六角△8二飛▲6三角成(参考図)。しかし、参考図は「先手が怖い。馬が消されてしまうと持ち歩の差が大きくなります」と橋本七段の解説です。実戦は渡辺竜王が▲2四歩と仕掛けず▲7七銀と自重しました。
(銀杏)
本局の自宅解説を担当する飯塚祐紀六段が、昨日の対局(棋聖戦)に勝ち、七段に昇段いたしました。
(銀杏)
渡辺竜王は10手目△5二金に▲5六歩を選択し、第18期竜王戦第3局とは違う展開に進みました。図は16手目△8五歩まで。互いに飛先の歩を突き越す比較的珍しい序盤戦となりました。
(銀杏)
現在、10手目△5二金まで進んでいます。
この局面は第18期竜王戦第3局▲木村一基七段-△渡辺明竜王戦(肩書は当時)と同じです。
参考棋譜として紹介します。
開始日時:2005/11/17 09:00
終了日時:2005/11/18 19:22
棋戦:第18期竜王戦第3局
持ち時間:8時間
消費時間:142▲479△479
場所:岩手・いつくし園
先手:木村一基七段
後手:渡辺 明竜王
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7八金 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △5二金 ▲4六歩 △4三金右 ▲4七銀 △6二銀 ▲6九玉 △5四歩
▲5八金 △4一玉 ▲7七角 △2二銀 ▲3六歩 △4二角 ▲5九角 △3三銀
▲6八銀 △3一玉 ▲6六歩 △2二玉 ▲5六銀 △7四歩 ▲3七角 △7三桂
▲4五歩 △同 歩 ▲同 銀 △9四歩 ▲4八飛 △4四歩 ▲5六銀 △7二飛
▲9六歩 △8四歩 ▲7九玉 △9三香 ▲7七銀 △5三銀 ▲6七金右 △6四銀
▲8六銀 △1二香 ▲8八玉 △1一玉 ▲1八香 △5三角 ▲2八飛 △8五桂
▲1六歩 △2二銀 ▲1五歩 △4二角 ▲1七桂 △5五歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 角 △9五歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲同 歩 △6四銀 ▲3七角 △7五銀
▲7三銀 △7一飛 ▲8五銀 △同 歩 ▲7六歩 △8六銀 ▲同 歩 △同 歩
▲2四歩 △同 歩 ▲7七銀 △8七銀 ▲同 金 △同歩成 ▲同 玉 △8六歩
▲同 銀 △8五歩 ▲7七銀 △4七金 ▲5五角 △5一飛 ▲5六歩 △5四歩
▲6二銀不成△5五歩 ▲5一銀不成△同 角 ▲7二飛 △4二角 ▲4一銀 △3一金
▲2三歩 △同 銀 ▲5二銀不成△8六銀 ▲8八玉 △5三金 ▲8六銀 △同 歩
▲4三歩 △6九角 ▲7九桂 △7八歩 ▲同 飛 △3三角 ▲6八金 △7八角成
▲同 金 △2八飛 ▲7七玉 △1八飛成 ▲8五歩 △8一香 ▲7四銀 △5七金
▲7五角 △6四金 ▲8六角 △6九銀 ▲8八金 △6八龍 ▲8七玉 △7九龍
▲9七金 △7八龍 ▲9六玉 △7六龍 ▲8三銀不成△7三桂
まで142手で後手の勝ち
(銀杏)
1手損角換わり模様の出だしでしたが、森内九段が△4四歩と角道を止めました。事前の戦型予想とは異なる形に進みそうです。
(銀杏)
おはようございます。
対局場の高岡市は快晴です。
本日もよろしくお願いします。
(銀杏)
【橋本崇載七段(新聞解説)】
「森内九段は第1局で先手番を落としてしまったので、流れを変えるために思い切ったことをやるのではないかと見ています。僕は森内九段が振り飛車の作戦に出るのではないかなと…(会場から盛大な拍手)。なぜ私が喝采を受けるのでしょう(笑)
最近の振り飛車は角道を止めるものと、止めないものに分類されるのですが、森内九段は裏の裏の裏をかいて、角道を止めた振り飛車を選ぶのではないでしょうか。
こちらに来る電車の中で、渡辺竜王が近くの席で大変よくおやすみになられていました。こんなに寝ていて夜に寝れるのかなと心配になるくらいでしたので、渡辺竜王が寝不足になれば森内九段が有利かなと思っています。」
(烏)

【森内俊之九段】
「私も富山県にはたくさん来ていますが、高岡は初めてということで楽しみにして参りました。第1局は黒星スタートとなったものの、私としては力を出し切れたと思っており、引き続き本来の将棋を指していければと考えています。短い滞在になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
(烏)
17時前に両対局者がそろい、検分が行われました。
盤駒については問題なし。駒は掬水師作の水無瀬書。
盤や机の位置を変えるように立会人の郷田九段が提案し、盤や机を180度ひっくり返したような形となりました。
前夜祭は18時30分から行われます。
(検分時の渡辺明竜王(写真左)と森内俊之九段(写真右))
(左から立会人の郷田真隆九段、橋本崇載七段、記録係の菊地裕太三段(写真左)。対局者のお盆に地元の天然水のペットボトルが置かれていた(写真右))
(当初は写真左のような配置だったが、立会人や観戦記者が盤側に行く際に森内九段の後ろを通らなければならないため、写真右のように180度ひっくり返した形に変更された)
(銀杏)
第2局の自宅解説棋士を務める3棋士による戦型予想です。
【飯塚祐紀七段】
先手の渡辺竜王は矢倉一点豪華主義ですから、矢倉志向が本線でしょう。
対する森内九段は球種が多く、その点では有利と言えますし、7番勝負前半の後手番ということで、奇策を放つならここしかないという気がします。
実例を一部挙げれば、平成16年の第62期名人戦第1局(対羽生名人)や、平成19年第65期名人戦第1局(対郷田九段)では△3三角からの振り飛車を採用しています。前者は完勝、後者は敗れたもののシリーズは制しました。
今期竜王戦挑戦者決定戦第2局(後手)のノーマル四間飛車も奇策といっていいでしょう。よって「意外性重視」で角交換系、森内九段らしく金が力感あふれて3段目に出て来るイメージということで、大胆に阪田流向かい飛車と予想します。当てる自信は5%ぐらいです(笑)
第2局は渡辺竜王の完勝に終わるが、決着は第7局までもつれ込む、とさらに大胆な結果予想も立てておきます。
【佐藤天彦五段】
一手損角換わりだと思います。
【吉田正和四段】
相矢倉になると思います。森内九段の振り飛車はもう少し後だと思います。
(烏)