山崎七段が悔やんだ一着 図の局面で本譜は81手目▲9二竜と進められましたが、「この手はなかったです」(山崎七段)と悔やんでいました。竜を逃がさないと△9四歩▲同竜△9三歩で閉じ込められてしまい、本譜はその展開を嫌ったものでしたが、続く82手目△3一玉と指されては後手が大きく得したとの見解です。なので図から▲8五桂として竜を下に逃がす構想が勝ったとのことでした。「そう指されてだめでしたね」(丸山九段)と両者認める形でこの局面の検討は終結しました。 (虹)