2011年11月30日の記事

2011年11月30日 (水)

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花束を受け取る両対局者。

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渡辺竜王「皆さん、どうもこんばんは。こちらの八戸には、昨年イベントで来て以来2回目です。そのときは6月で、海の近くでした。今回は冬で、ああ寒いなぁと。皆様もお体に気をつけて、ご自愛ください。我々としましては、寒さを吹き飛ばすような将棋を指していければと思っています。竜王戦記念扇子に揮毫した『想』は、今年東日本大震災がありまして、七番勝負ではこの青森、前局の福島、そして第1局の山形と東北で対局させていただきました。そういった意味で、例年以上に思い入れを込めて良い将棋が指せればと思い、『想』を選びました」

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丸山九段「私は八戸には前に一度来たというか、着いたことがあります。以前観光で、岩手県のほうから車で回っていたのですが、夜になってしまってあたりも真っ暗で、ここはどこなんだろうなぁと不安になっていたんですね。そのときパァッと光が見えて、それが八戸で。本当にうれしくて、まさに希望の光という感じで。明日は見てくださる方々の希望の光になるような、ふふふ、将棋を指せればと思います。
記念扇子の『創』はですね、このたびの東日本大震災で大変なことになっておりますけれども、これからは今まで以上に新しく良いものを作っていきたい。将棋でも新しい手を考えていきたいという気持ちを込めて書きました。今回の朝食は普通の和食にしました。私はだいたい朝と昼をたくさん食べて夜を少なくするので、多めの朝食は皆さんの夕食のようなものと考えていただければ(笑)」

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ステージへ登壇、左からBSプレミアムで解説を務める佐藤和俊五段と鈴木大介八段、先崎八段、渡辺竜王、中村九段、丸山九段、坂井三段。

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読売新聞東京本社文化関連事業事務局長、杉山弘様のご挨拶。

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「八戸パークホテル」代表取締役社長、泉山元様が歓迎のご挨拶。

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乾杯のご発声は、おいらせ町副町長の西舘芳信様。

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盤の桐蓋に署名する渡辺竜王。

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盤の厚みが相当あるので桐蓋も深い。

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最後に署名したのは立会人の中村修九段。慎重に何度も位置を確認して筆を手にする。

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中村九段も無事に書き終え完成。

▲渡辺明竜王(3勝)-△丸山忠久九段(1勝)は12月1、2日(木、金)に青森県八戸市「八戸パークホテル」にて行われます。立会人は中村修九段、読売新聞解説は先崎学八段、記録係は坂井信哉三段が務める。

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東京駅のホームにて出発を待つ渡辺竜王と中村九段。

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竜王戦第5局の棋譜・コメント入力は烏、ブログを吟が担当します。よろしくお願い致します。