終局後の大盤解説会インタビュー
終局後に大盤解説会に両対局者が登場したときのやりとりを紹介します。桐山九段が進行役でした。
桐山「ただいま棋聖戦第2局が終わり、挑戦者の木村八段の勝利となりました。お疲れの両対局者に、勝因と敗因をひとことずつ言っていただきたいと思います。
それではまず待望の1勝をあげられた木村八段、勝因はどのあたりですか」
木村「最後、スレスレで詰まないので勝ちかなと思いました。途中は駒得しましたが、自陣に受けさせられる展開だったのでちょっとまずいかなと思っていました。最後の方は飛車取りあったあたりからいけるかなと…」
桐山「そこでだいたい行けるんじゃないかと…」
木村「そうですね、詰めろなので」
桐山「駒得をして、木村八段の良さが出ましたね」
木村「王を逃げられたり、どんどん怪しくなっているんじゃないかという気もしていましたので、全然楽観はしていませんでした」
桐山「では、残念ながら敗れた羽生棋聖もひとことお願いします」
羽生「お昼休みが明けて、△3六歩と垂らされたところがあるんですけれども、▲3八歩と受けてしまったのが…、この一手がちょっとまずかったという気がしますね。この2手の価値がすごく違って、そのあとはちょっとずつ苦しいという気がします」
桐山「それに代わる手は?」
羽生「▲3四銀のほうがまだよかったですかね。うまくいくかどうかわからないですが、局面としては銀を打つしかなかった」
桐山「ちょっとずつ足らないですか」
羽生「攻めていっても結局攻めにならなくて、あとの△8七歩とかが厳しかったのでまずかったですね」
桐山「両対局者には残り3番、全力でいい勝負を見せていただきたいと思います。今日はたくさん来ていただいてありがとうございました」
(翔)













































































昼食休憩前に「▲3八歩はさすがに絶対に打たないと思います」と語っていた立会人・桐山九段。しかし羽生名人が指した41手目は▲3八歩でした。初手からの4手を的中させた桐山九段でしたが、ここでは大外れ。


































一手損角換わりとなった本局、途中(32手目△8二飛)までは挑戦者決定戦▲稲葉陽四段-△木村一基八段戦と同一でした。


















































