先手の寄せ 図の局面、後手玉は▲5三桂成以下の詰めろです。5三金を逃がすしかありませんが、△4四金は▲同角で受けにならず、△5四金は▲2一角成が▲6二角成△同金▲5三銀△同金引▲同桂成△同玉▲4五桂以下の詰めろになります。駒を取りながら詰めろが続く、非常に厳しい寄せです。 (渡辺棋王が寄せの網を絞っている=写真は朝撮影)
反撃の機会を待つ 後手玉は5二で不動のまま、△6一桂、△4二金寄と守備駒を集めて耐えています。△4一玉が入ればさらに頑張りが利きそう。一息つければ△7七香で反撃する楽しみがあります。先手はそれを許さず、寄せの網を絞っていきたいところ。
夕食休憩 18時10分、図の局面で渡辺棋王が16分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺3時間15分、△阿久津3時間33分(持ち時間は各5時間)。夕食注文は両者なし。対局は19時に再開します。 (夕食休憩中の対局室に夕日が差し込む)
強い踏み込み 飛車取りに後手が香を打った局面。(1)▲2五飛でも先手よしと思われましたが、渡辺棋王は(2)▲4四桂!と対応しました。終盤戦で見るような歩頭桂です。▲2五飛よりもさらに良さを求めた手でしょうか。遠山雄亮五段と日浦八段は「後手苦しい」と指摘。歩切れが痛そうです。 (「▲4四桂はいかにも自信がありそうな手つきでしたね」と遠山五段)