2015年8月11日 (火)

4515時半過ぎ、先手は△3九角の隙を放置して桂を跳ねました。塚田九段が予想していた馬を作らせる方針です。田中寅九段は「先手のほうが自然な駒運びになってきた。先手が良く見えてきたな」と、評価を変えています。

Img_0457控室には千葉幸生六段が来訪し、田中寅九段と検討している。

42図は15時過ぎの局面。先手が▲4六角と引いたタイミングで、後手から角交換。以下▲4六同歩△6四銀と進んで図の局面です。微妙に異なる互いの陣形がどう影響するのか。まもなく中盤の難所に入りそうです。ここまでの消費時間は▲永瀬2時間2分、△渡辺1時間35分。

「確かに指し手が難しい局面ですね。後手の番なら△5五歩と押さえてから△7五歩が狙いになるので、先手はそれにどう対応するか。▲6五歩と突きたいですが、△5三銀と引かれて△3九角が残りますね。馬を作らせるというのもあるのかもしれませんが」(15時頃、下見を兼ねて控室を訪れた塚田泰明九段)

対局場の都市センターホテルから歩いて5分ほどのところに、清水谷公園があります。都会のオアシスとも言える水と緑の公園には、幕末から明治にかけて活躍し、西郷隆盛、木戸孝允とともに維新の三傑と呼ばれる大久保利通公の哀悼碑があります。

Img_0372洋風の通路がまっすぐ石碑に向かっている。

Img_0362大久保公の哀悼碑。

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Img_0356真夏の日差しだが、公園内は涼しさを感じる。

Img_0357鳩も水辺で一休み。

Img_0347清水谷の由来。

36図は13時50分頃の局面。ここまでの消費時間は▲永瀬1時間2分、△渡辺1時間14分。
局面は中央で角がぶつかっていますが、交換するかどうかも含めて方針が問われるところです。立会人の田中寅九段は、先手の動きに違和感を感じるとのことで、後手を持ちたいと見解を語っていました。

Img_0344控室で談笑する田中寅九段。