2015年11月19日 (木)

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18時、渡辺棋王が図の局面で次の手を封じる意思を示しました。封じ手に使った時間は19分、消費時間は▲糸谷3時間30分、△渡辺4時間6分。対局は明日9時から再開されます。
(文)

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控室の評判は後手不満なし。序盤の荒波を乗り越え、後手陣は安定しました。序盤の△9四歩も△7三桂に▲9五角を消して、後手の得になっています。一方、先手陣は駒組みの遅れが目立ちます。美濃囲いに組むだけでも▲3八玉、▲2八玉、▲3八銀の3手かかり、しかも必ず組めるとは限りません。主導権は後手が握っているといわれています。


B084 (対局開始前の渡辺棋王)

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図から△4二銀▲5五銀と進みました。△4二銀と引いて収めようとした後手に対して、▲5五銀と力でこじ開けにいった先手。この2手は対照的でした。玉飛接近形を解消せずに▲5五銀は強情な手です。

ただ、▲5五銀の評判はあまり芳しくありません。

「糸谷さんは『じっとしていてもよくならない』と悲観している可能性はあります。21手目▲4五銀で後手の対処が難しいと思っていたはずが、24手目△3三銀から△6二金が思った以上にいい対応だった、と」(真田七段)


B425 (16時50分ごろのモニター映像)

現地大盤解説は真田七段と香川女流三段にバトンタッチ。 真田七段はポイントとなる手を初手から解説していました。

B423 (真田七段)

B385 (香川女流三段)

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【6手目△9四歩】この将棋の骨格を作った第一の手。

M7_3

【7手目▲5六歩】プロの前例にはない手だが考え方はシンプル。△9四歩を緩手にしたい。そのために端歩から玉を遠ざけたい。遠ざけるためには振り飛車(中飛車)がいい、と。△9四歩をとがめにいっている。

M13_3

【13手目▲6八銀】手広く構える一手。いちばんいいタイミングで飛車を動かそうとしている。

M14_3

【14手目△7四歩】骨格を作った第二の手。△4一玉、△4二銀、△6四歩など、普通の手もいくつかあったが、△7四歩はリードを奪いにいっている。

M17_3

【17手目▲5六銀】▲6六銀では重い形で、△6四銀~△7三桂~△6五銀も防げていなかった。ただし、本譜も後手の7筋攻めは残っている。

M19_3

【19手目▲5八飛】△7五歩▲同歩△同銀に▲5四歩△同歩▲4五銀のような反発を見せた。

M20_3

【20手目△4一玉】△5四歩▲同歩△4五銀から△5四飛が王手にならない。これで後手は7筋攻め(△7五歩▲同歩△同銀)が権利になった。

M22_4

【22手目△4二銀】終盤戦に入る変化も見えるなかで冷静な手。ただ、後手は△6五銀や△7五歩、先手は▲5四歩や▲3四銀がある。どのタイミングで開戦するのか分からない。一触即発。